自宅からそう遠くないにも関わらず、これまで行く機会のなかったとある渓谷地域にやってきました。

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河原には巨礫がゴロゴロしており、荒々しい光景が広がっています。私は周囲を凝視し始めました。

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これは何だろう?奥に見えるのが本流。手前の水溜まりは、本流からの流れ込みはないようですが・・・

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近づいてよく見てみると、その水溜りはかなり黒ずんでいます。しかも、表面には油膜らしきものが。

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この水溜まりは絶対にタダモノではありません。私は恐る恐る手を差し伸べてみました。すると・・・

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あっ、温い!慌てて温度計を取り出し計測してみると、27.4℃でした。何と湯溜りだったのです。

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さらに周囲をよく観察すると、ところどころ温泉成分で黄色く染まっている場所が。硫黄成分ですね。

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温度が低いのが残念でしたが、この湯溜りの存在は事前に知らなかっただけに、私は大興奮でした。
早速入浴準備を開始しましょう。湯溜りはかなり浅かったので、底の石をできるだけ取り除きました。

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いざ入湯。この日は気温が低かったので少し寒かったですが、濃厚な源泉に浸かって大満足でした。
ただし、湯は本当に墨汁のよう。タオルも体も真っ黒になってしまいました。腹は元々ですけれど・・・