全国各地のお祭りがコロナ禍前のスタイルに戻ったこの夏。私のたらい祭りも俄然ヒートアップです。
続いてやって来たのはとある広場。てっきり家族連れで賑わっているのかと思っていたのですが・・・

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あれれ、人っ子一人いません。熱中症警戒アラートの発令に従い、外出を控えてしまったのかな。
まあ、それならそれで都合がいいんですけどね。さて、お目当てのものは一体どこにあるのでしょう?

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すぐ見つかるだろうと私は高を括っていたのですが、なかなかどうして見つけることができません。
広場をさまよううちに日が傾きかけてしまい、焦りを感じ始めたその時・・・あっ、あれは何だ!?

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あった~、これですよこれ。道路に面した駐車場の片隅にそっと佇むかのように温泉がありました。

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温度を測定してみると28.5℃とかなり低いのですが、温泉法の定義を満たす立派な天然温泉です。
この温泉の存在もかなり前から知っていたのですが、今回ようやく対面することができ感激しました。

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ホースはどこからやってくるのだろう?そう思って追跡すると、側溝のパイプの中から延びています。
そのパイプからも凄い量の温泉が常時ドバドバと垂れ流されているのでした。実に圧巻な光景です。
以前はここから3本のホースが出ていて、それぞれ温度が異なる温泉が垂れ流されていたとの情報も。

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念のためパイプ出口で湯の温度を測定してみると、ホースでの値よりわずかに低い28.2℃でした。
温度に大差はないことから、別源泉とは思えず、結局同じ温泉が流れ出ているものと判断しました。

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側溝を流れ出した温泉は、不気味なほどに泡立っています。それだけ成分の濃い温泉ということです。

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では、早速入浴の準備をしましょう。源泉のホースはビールケースにしっかりと固定されています。
また、そのビールケースにも細工があり、グラグラしないよう鉄の棒を使って固定されていました。
ビールケースによって持ち上げられたホースの高さが、湯の投入にちょうどいいではありませんか!

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凄い湯量なのでたらいがあっという間に満タンになりました。湯にはわずかに色付きがあるようです。

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入浴する前に手で湯をすくって味見してみると・・・これはビックリ。目の覚めるような塩辛さです。
こんなに濃厚な源泉が使用されることなくただ垂れ流されているなんて・・・。もったいないですよね。

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日が沈みかけたとはいえ、この時の気温は依然35℃以上。早く入ってクールダウンしましょう。

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いや~、ひんやりしてこれは最高ですね。このまま暗くなるまで極上のサマースパを満喫しましょう。
駐車場なので車を横付けできるのもグッドです。もっとも道路に面しているので車は通りますけど・・・