(中編からの続きです)
いつもの自分なら、もうとっくに衝動的に入浴していたのかもしれません。でも、この日はなぜか冷静でした。
これまでのかなぼうの位置をしっかり頭にインプットしつつ、集落内の探索を続行したのでした。
 
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次のかなぼうを見つけました。交差点のすぐ脇で、住民の社交場にはピッタリのロケーションです。
 
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う~ん、このかなぼうの佇まいもなかなかいいですよね。ここでの入浴写真はかなりインパクト大だと思います。
 
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とりあえずお約束の温度測定をしていたら、「かなぼうの調査ですか?」と地元の方に声を掛けられました。
お話を伺っていると、「資料をあげるから家に寄っていって」とのお誘いを受け、恐縮しつつお邪魔することに。
 
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その方はこの地区のまちづくり委員会のメンバーの方で、さまざまな資料を提供してくださいました。
なかでもこの「世継まちあるきMAP」は秀逸!ユニークなイラストとともに、かなぼうの位置も網羅しています。
話が弾み、ついつい長居してしまったのですが、私にはある思惑が脳裏に浮かんでいました。
 
「この人に入浴の許可をもらえば、それこそ“鬼に金棒”じゃん!」
 
しかし、会話の途中でその思惑は打ち砕かれました。その方曰く、
 
「温泉マニアの中には、かなぼうに入りたいっていう変わった人もいるんですよ~」
 
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礼を言ってお別れし、再び交差点のかなぼうの前を通過すると、地元のおばさん達が野菜を洗っていました。
地元の方々が大切にしているかなぼう。ここに入りたいという思いはもう失せていました。
 
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吹っ切れたような思いで集落内を歩いていると、先ほどもらった地図には載っていないかなぼうを見つけました。
どうやらこれは個人所有のかなぼうのようです。
 
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その後、その集落の先にある道の駅に向かいました。ここでも鉱泉が湧いているのです。
 
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これは単なるオブジェなのか、それとも手洗用なのか。看板は特に設置してありませんでした。
 
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温度は世継集落内のかなぼうよりも若干高く、18.5℃でした。まあ、ここは手浴で十分です。
 
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探索は終了。雄大な琵琶湖を眺めつつ、この地区を後にしました。夏にまた来てみたいとも思ったのですが、
その一方で、もうここに来ることはないのかな、なんて予感がしました。
なぜなら、ここで出会った人たちが、みなさんいい人ばかりだったから・・・