(前編からの続きです)
再びヒューム管に近づき、噴水のようにコンコンと湧き出る源泉を見つめながら立ち尽くした私。
 
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蓋を全開にして、このシュワシュワ温泉に入れば、絶対気持ちいいに決まっています。
試しに少し口にしてみると、なかなかまろやかなサイダー味。泉質が良好であることは、自明でした。
ちなみに、ネット上にはここに入った人のレポートもあります。先人に続いてみたいのは山々だけど・・・
散々悩んだ挙句、結局入浴は見送ることにしました。だって、商業利用している源泉に入るのは反則かと。
 
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珍しく理性が勝利したにもかかわらず、本当にこれでいいのかって最初こそ自問自答しました。
でも、意外にもすぐに気持ちを切り替えることができました。
というのも、源泉地を探す途中で、こんな光景を目撃していました。側溝が赤茶けています!
つまり源泉地がNGなら、この側溝を流れる源泉をどうにかすればいいんじゃないかという腹案があったのです。
 
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源泉はここから流れ出しています。これは単に垂れ流されているだけなので、これをたらいに溜めて入っても、
犯罪にはならないはずです。(←その前に、公道にたらいを設置し、すっぽんぽんになるのはいいのかよ!?)
 
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ここでの温度は23.8℃とさらに低め。あのヒューム管とは違う場所で湧いた源泉が流れてきているようです。
 
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さらに観察を続けていると、驚いたことに、側溝でも源泉が自噴している箇所があることが分かりました。
底から常時ポコポコと泡が立っているのです。つまり、この辺ではあちこちで温泉が湧いているんですね。
側溝に直接入るべきか、それとも灯油ポンプでたらいに湯を溜めて入るべきかを考え始めた私でしたが、
この後、さらに魅惑的な光景を目の当たりにすることになります。
 
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何と、源泉の池です。しかも、かなり深そうに見えます。ここでも底から泡が立っているではありませんか!
これは極上の足下自噴泉・・・マニアにとっては、もう垂涎の湯船と言えますよね。
 
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しかし、源泉の池は柵の中。おそらく、転落事故防止のために地元の自治体が設置したのでしょう。
裏から回り込めば近づけなくはなさそうですが、実際ここに入るのはかなり危険な予感がしました。
無理に入ろうとして、もし足を滑らせでもしたら・・・
「新潟の温泉マニア、柵を越え源泉の池に転落!車にはたらいが」
そんな新聞記事の見出しが、ふと脳裏をよぎりました。(←ずいぶんネガティブなデイドリームだな)
 
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結局、お金を出して安全に湯に入れるのなら、そちらに入ろうという結論に達しました(苦笑)
前編でも書きましたが、ここはかつての小学校の校舎を温泉施設として再利用したものです。
 
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建物の内装には、学校時代の面影が随所に見られます。この小学校を巣立った人にとっては、
こうして校舎が“第二の人生”を歩みながら現存しているのは、きっとうれしいことなんでしょうね。
 
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特にこの水飲み場なんて、学校時代のまんまです。大人にはちょっと使いづらい高さかもしれません。
 
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さて、浴室へ。こうして見ると、なかなかよさそうに思えるかもしれません。しかし、私は幻滅。
浴室内には塩素臭が充満していたのです。もうこの時点で、体が拒否反応を示し始めました。
 
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加水・加温・消毒・循環された湯に、もうあの源泉のシュワシュワ感があるはずもありません。
こんなに強く塩素消毒するんだったら、あのヒューム管にちょっとぐらい入っても全然平気だったのかな・・・