窓の小さな職場であくせくと仕事し、いつしか季節の移り変わりにさえ気づかないような日々を過ごしていた私。
そんな日常に少々嫌気がさし、この疲れ果てた体を温泉で癒したい・・・そう思って、ある温泉にやって来ました。
 
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松之山温泉兎口露天風呂「翠の湯」です。松之山は有名な温泉地なので知っている方も多いと思いますが、
ここはその中心地から少し離れた所にありますので、大変静かな環境です。
 
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看板に従って進むと見えてくるのがこの建物。「兎口温泉庚申の湯 植木屋」です。
ここには以前一度泊まったことがあります。激渋な浴室に良質な温泉が注がれ、かなり満足しましたね。
 
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しかし、今回のお目当てである「翠の湯」へは、この建物の脇を直進します。ただし、途中の関所をお忘れなく。
 
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植木屋の一角に「翠の湯」の入湯券販売所があります。実は「翠の湯」は市営の露天風呂であり、
市から委託を受けた植木屋が入湯券の販売をしているという訳です。入浴料金は大人400円です。
 
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植木屋から緩い坂道を上ると「翠の湯」があります。この山小屋風の外観、とっても素敵だと思いませんか。
さあ、今日はここで日没までのんびり過ごしたいと思います。
 
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これがその露天風呂です。まだ湯に浸かってもいないのに、ああ来てよかったって思ってしまいました。
それくらい、佇まいが抜群なんですよね。水鏡のように樹木が映り込んだ湯の表面がまた美しくて。
 
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湯は笹濁り。舐めると塩辛く、しっかりとしたアブラ臭があります。つまり、泉質についても文句はありません。
 
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それにしても、本当に静かです。聞こえるのは周囲の木々から降り注ぐ蝉の鳴き声と、源泉が注がれる音だけ。
その単調な調べが、無音よりもいっそう静寂な空間にいるかのような錯覚を引き起こさせるのでした。
 
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源泉はこちらの湯口から投入。もちろんかけ流しです。高温なため、量を絞って注がれています。
 
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源泉の温度は60.9℃と高いのですが、湯船は適温。加水も可能ですが、できたらそれは避けたいところです。
 
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ああ来てよかった・・・湯に浸かって改めてそう思いました。この素晴らしい温泉を貸切で堪能できるなんて。
日々の喧騒を忘れ、まるで瞑想にでも耽るかのように、一人静かに湯浴みを楽しみました。
 
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時計の針が7時を回る頃、露天風呂に照明が灯りました。ランプの光が湯船を優しく包み込みます。
 
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ランプの灯った「翠の湯」は、昼間とはまた違った雰囲気が漂います。この素朴な感じが郷愁を誘いますよね。
 
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そして見上げれば、そこには美しい里山の夕焼け空が。何だか泣けてきてしまいそうです。
さて、心のリセット完了。また明日から頑張ろう…そう誓って家路につきました。