「○○することはできません」と言われると、余計にやりたくなってしまうのは、人間の性というものでしょう。
 
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鹿児島県のロードマップに記載のあるこの温泉。「入浴不可」という注意書きがあります。これはどういうこと?
一見、親切なようですが、行っても入れない温泉なら、わざわざ記載しなくてもいいのでは。
ていうか、温泉マニアにとっては、思いっきり煽られているような気がしてしまうのではないでしょうか。
 
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とりあえず、行って現況を確認してみる必要があると思った私は、レンタカーで現地に向かいました。
途中で渡った橋に「銀湯」の文字を見つけ、ターゲットは射程圏内にあることを確信しました。
 
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さあ、車を置いて、歩いて探索開始です。地図で見る限り、お目当ての温泉はもうすぐそこにあるはずです。
 
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あれ?事前に調べたところ、この辺りに目印となる鳥居があったはずなのですが、見当たりません。
撤去されてしまったのでしょうか。でも、鳥居って、そう簡単に撤去されるものではないと思うんですけどね。
 
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さらに奥に進んでいくと視界が開け、草原というか、湿地帯が姿を現しました。荒涼とした風景が広がります。
かつてはこの付近に湯を湛えた銀色の沼が存在したとのことですが、近年消滅したことは知っていました。
ロードマップの「入浴不可」の文字は、激熱な湯沼なので入れませんよ、という意味だったと推察しますが、
今ではその沼自体が存在しないみたいです。また、一時的に存在したらしい湯小屋も見当たりませんでした。
 
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それでも、どこかで今も湯が湧いているかもしれないと思い、周辺を探索したところ、人工的な杭を発見。
しかも、よく観察すると、うっすらと湯気が立ち上っているではありませんか。ダッシュで駆け寄ってしまいました。
 
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間違いありません。確かに地面から高温の蒸気が噴出しています。どこかに湯は湧いていないのでしょうか?
 
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すると、グツグツと泡の湧き上がる湯溜りを発見。枯渇が近いのかもしれませんが、ひとまず安堵しました。
 
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温度を測定すると、表面で49.3℃でした。確かに熱いのですが、入れなくはなさそうな温度だと思いました。
 
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そこで、湯溜りを掘り下げることを試みたのですが、どうやら底は激熱のようです。これは無理みたいですね。
 
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それでも、せっかくここまで来たのだから、どうにか入るいい方法はないものだろうかとあれこれ考えましたが、
残念なことに妙案は浮かびませんでした。湯量が豊富であれば何とかなりそうだったんですけどね。
ところで、コアな温泉ファンの方ならきっとピンと来ますよね。この光景、どこかで見た野湯によく似てるって。
そう、私は宮城県の山中の、あの野湯のことを思い出しました・・・