とある山の中でフィールドワークを行っていた時のことです。視界に入った物体がなぜかとても気になりました。
 
イメージ 1
 
あの白い箱のようなものは一体何だろう?草むらでカモフラージュしているかのようにも見えるのですが。
 
イメージ 2
 
その物体を遠巻きに見つつ前進。この時の私は、すでにハンターのような心境に陥ってしまっていました。
そう、例えて言うなら、この物体がアフリカのサバンナに身を潜める獲物のように思えてしまったのです。
 
イメージ 3
 
息を殺すようにして一歩ずつ草むらに分け入ります。耳を澄ませると、獲物の“鼓動”が確かに聞こえました。
 
イメージ 4
 
あっ、やっぱり。伸びきった草むらの中にひっそりと隠れていたのは、何と垂れ流しの温泉だったのです。
私が耳にした“鼓動”とは、タンクからオーバーフローした温泉がボタボタと地面に叩きつけられる音なのでした。
 
イメージ 6
 
こんな所に垂れ流し温泉があったんですねえ。現地での思わぬ収穫に、ついつい心が躍ってしまいました。
 
イメージ 7
 
しかも、その温度は47.6℃と、熱い湯が好きな私にとってはもう惚れ惚れしてしまうほどの適温だったのです。
 
イメージ 8
 
垂れ流された温泉は沢となって流れていき、近くを流れる小川に注ぎ込んでいます。もったいないですよね。
 
イメージ 9
 
温泉の落下地点周辺には湿地を好むセリが繁茂していましたが、地盤はしっかりしています。ということは・・・
 
イメージ 10
 
そう、たらいを楽々セッティングすることが可能だったのです。これは本当にうれしかったですねえ。感激です。
 
イメージ 11
 
見る見るうちにたらいに源泉が溜まりました。無色透明でほぼ無味無臭ですが、新鮮この上ない温泉です。
 
イメージ 5
 
あ~、アツアツのピュアな源泉の打たせ湯&かけ流し。何という贅沢なのでしょう。本当に幸せなひと時でした。
それはまるで長い間音信不通だった旧友からお中元が届いたかのような、ハートウォーミングな温泉でした・・・