新潟県三島郡出雲崎町にある「勝見鉱泉」にやって来ました。自宅の近場でありながら、今回が初訪問です。
 
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レンガ色の瓦と白い壁が真夏の太陽光線によく映え、なかなか小奇麗な外観をしていますよね。
この日は抜けるような夏空で快晴。バックの空の青、山の緑とのコントラストが目に眩しいくらいでした。
 
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目の前には雄大な日本海が広がり、佐渡島を望むことができます。これは実に素晴らしいロケーションです。
夕刻の落日の眺めもまた見事であることは間違いありません。冬は一転、荒々しい姿が魅了することでしょう。
そういえば、松尾芭蕉が「荒海や佐渡によこたふ天の河」と詠んだのは、この出雲崎の地であるとされています。
 
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玄関脇の窓ガラスはマジックミラーになっていて、看板を兼ねていました。これはユニークだと思いませんか。
 
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中に入ると、海水浴シーズンの書き入れ時でありながら人気(ひとけ)がないことに不安を覚えてしまいました。
それでも声をかけると、奥から「はーい」と元気のいい奥様の声が聞こえてきました。
 
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民宿だけあって、建物の内部は生活感に溢れています。インテリアの中で一際目立っていたのがこのダルマ。
おめでたいながらもどこかB級感を放っていて、ちょっと微笑ましく思えてしまいました。
 
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振り返って玄関の方を眺めれば、くだんの窓ガラスの向こうに日本海。建物の内部からでも素敵な光景でした。
こちらの民宿では400円で日帰り入浴が可能です。早速浴室へ向かうことにしましょう。
 
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建物は意外にも奥行きがあり、浴室は最奥にありました。つまり、浴室からは海が見えないことになります。
その点は残念でしたが、脱衣所のレトロな光景にしびれてしまいました。特に火鉢はいい味出してますよね。
 
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浴室は大変シンプルです。天井が高く、大きな窓からは太陽光が十分に差し込むため、閉塞感はありません。
浴槽上の木の蓋が丸みを帯びて反り返っており、かなり使い込まれた感じでした。この板を外してみると・・・
 
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お~、これは素晴らしい。浴室の壁や床のタイルは比較的新しいのに対して、湯船のタイルは超レトロです。
 
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湯船の底のモザイク模様のタイルは絶品ですね。激渋系の温泉が好きな私にはたまらないものがあります。
 
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湯船には蛇口が3つありました。左の蛇口には湯花キャッチャーが付いていて、加熱前の鉱泉が出てきます。
栓を開き、飲泉してビックリ。濃厚な塩スープ味なのです。しかも、ほのかにアブラ臭を放つではありませんか!
 
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源泉温度は22.8℃と低めですが、今の時季ならこのまま桶に汲んだ鉱泉を全身で被っても気持ちいいです。
浴槽内の鉱泉は、日焼けした肌がヒリヒリしない程度の絶妙な温度まで加温されています。
 
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なお、浴室にはケロリン桶にそっくりなイエローハット桶が置いてありました。こんな桶があったんですね。
ケロリン桶、ポカリスエット桶に次ぐ、第三の勢力になり得るかどうか、今後の動向に注目したいものです。
 
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いや~、もう最高ですね。鉱泉の蛇口を開きっ放しにして、しばしかけ流しによる湯浴みを楽しみました。
 
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さっぱりした後は、日本海からの海風でクールダウン。窓からの風がとても気持ちよかったです。
 
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ここは絶対リピートしようと心に決めました。今度はサンセットの時刻を狙おう。風が通り抜ける鉱泉宿にて。