ようやく休みが取れた夏のある日、私は福島県の深山に向かいました。あいにくの小雨模様でしたけれど。

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目的地の少し手前で車を置き、ここからは歩いてアプローチすることに。どうやらそれは正解だったようです。

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というのも、その先に待ち受けていたのは強烈なヘアピンカーブ。車の腹を擦るのは、ほぼ間違いないでしょう。

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道は谷底に向かって急降下し、やがて川が間近に見えてきました。巨大な岩に、足がすくんでしまいそうです。

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それでもなお前進すると、ガードレールが途切れて川に下りられそうな場所を発見しました。行ってみましょう。

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無事川原に出ました。自分が今来た道を確かめるべく振り返ると、そそり立つ柱状節理の崖が凄い威圧感!
梅雨末期ということもあり、川が通常より増水していることは明らかで、私はさらに恐怖感に襲われたのでした。

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この状況から判断して、そう遠くない過去に斜面が崩れたようです。ヘルメットを車に忘れたことを後悔しました。

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さて、この辺にお目当ての物体があるはずなのですが。なかなか見つけられなくて途方に暮れていると・・・あっ!

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分かりますか?河床の岩盤に鉄パイプが突き刺さっています。増水した今は、溺れているようにも見えます。

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この鉄パイプですが、もちろんタダモノではありません。実はこのパイプから、何と源泉が湧出しているのです。

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温度を測定してみると29.9℃と低かったものの、立派に温泉法の規定に到達しています。感無量でしたね。
実は手元にある情報がかなり古いものだったため、もう消滅してしまっていることを半分覚悟していました。

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パイプ内には小石が詰まっていますが、時折泡の発生を伴って、間違いなく源泉が静かに湧き出しています。
しかし、その量は極少!当然私はたらいを持参していましたが、湯を溜めるのにかなり時間がかかりそうです。
もっとも、これだけ水量が多いとたらいの設置も困難。さて、どうしたものかとしばらく思案した私でしたが・・・

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結局、たらいレスのダイレクトキャッチにて入浴。これでも一応、右肩に源泉がかかっていますので・・・