少し前のことになりますが、秋晴れの日曜日に、列車旅と温泉巡りを楽しむべく秋田県に行ってきました。

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お目当てはこの日限り運転の臨時快速列車。秋田駅出発が8時15分と早いため、前日に秋田入りしました。

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その臨時列車の名称は「レトロおおだて」号です。幸運にも窓側の席を確保することに成功しました。

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真っ赤な機関車に牽引されて、レトロおおだて号が秋田駅の2番線に入線してきました。カッコいいですねえ。

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牽引機はED75という電気機関車です。かなり古い形式の機関車で、最近では登板の機会が減少しています。
客車列車を牽引するのはかなり久しぶりのことではないのでしょうか。

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一方、客車に使用されるのは12系リニューアル車両。新潟地区でSLばんえつ物語号に使用される車両です。
今秋は新潟のSLが定期検査を行うためばんえつ物語号は運休。そのために実現した臨時列車という訳です。

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機関車にヘッドマークはなく、客車側面の方向幕も「臨時」の表示でがっかりした人もいたようですが、
秋田地区で12系車両に乗車できるというのはとても貴重。今回は存分に列車旅を満喫したいと思います。

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車内はレトロ調大正ロマンをイメージした気品ある内装となっています。ボックスシートが懐かしいですよね。

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さあ、横断幕を持った駅員さんに見送られ、いよいよ大館に向けて出発。ピッタリ2時間の旅が始まりました。

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今回の旅で嬉しいのはロングシートが主流の秋田地区にあって昔ながらのボックスシートの旅が楽しめること。
しかも窓を開けることができます。この日はポカポカの小春日和。窓を開け、秋風に吹かれての旅としました。

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列車は7両編成で、先頭が1号車です。私が乗車したのは後方の6号車。そのためカーブに差し掛かると、
窓から先頭の機関車がよく見え、それに続く車両がきれいな流線型を描きます。これは実にいいですねえ。
新潟地区でも乗車可能な車両ですが、電気機関車にグイグイ引かれての旅はSLとは違った快感がありました。

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車内の紹介をしましょう。編成中央の4号車はフリースペースの展望車。ワイドな車窓を楽しむことができます。
ちなみに、隣の5号車には売店があるのですが、残念ながらこの日は営業を行っていませんでした。

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最後尾の7号車はグリーン車。後方にはパノラマ展望室があり、流れ去る風景を存分に楽しむことができます。
ガラス張りの室内には秋の日がいっぱいに降り注ぎ、居心地の良い陽だまりとなっていました。

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なお、驚いたことに当日はグリーン席がフリースペースとして開放されていました。これは大盤振る舞いですね。
(フリースペースとはいわゆる「自由席」ではなく、指定席券を持っている乗客が自由に使える席ということです)

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そこで私もしばらくの間グリーンの一人用席に着席。グリーン券なしでグリーン席を楽しめるとは意外でした。
でも、グリーン車両は窓を開けることができません。空いているなら窓の開くボックスシートの方がお勧めです。

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先頭の1号車は今春デビューしたオコジョ展望車両。子どもが靴を脱いで遊べるフリースペースとなっています。

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その1号車の前方にはオコジョ展望室があり、森をイメージしたというフラットベンチが設置されています。
ここではED75機関車の迫力ある姿をカブリつきで堪能することができます。機関車ファンにはたまらないはず。

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それにしてものどかだなあ。自分の乗った6号車は適度に空いていて、1ボックスを独占することができました。
そのおかげで足を向かいの座席に投げ出して、昔ながらのボックスシートの列車旅を心ゆくまで楽しめました。
開け放った窓の向こうには赤く色づいた北東北の山々。そして稲刈り後の田んぼからはどこか香ばしい風が。
郷愁の列車旅はまったく飽きることがなく、いつまでもこうして列車に揺られていたくなってしまいました・・・(続く)