(前記事からの続きです)
軽井沢温泉の入浴を楽しんだ私は、来た道を駅に向かって引き返し、大滝温泉の温泉街の散策を始めました。

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秋晴れの休日だというのに温泉街に人影は少なく、寂れた印象は否めません。昔は賑やかだったのでしょうが。
帰りの列車までまだ時間があるので、このホテル仙波に立ち寄ってみたいと思います。

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う~ん、これまた渋い外観ですねえ。佇まいはまさしく昭和の世界そのもの。哀愁感漂う、素敵な店構えです。

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玄関のドアがフルオープンになっていましたが、フロントには人の姿がありません。どうしてしまったのでしょう?
呼び鈴を押し続けてしばらくすると、ようやく奥から女将さんが現れました。とても人の良さそうな方でした。

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日帰り入浴をお願いすると快諾。親切な女将さんに誘導され、建物の奥へ奥へとどんどん進んでいきます。
浴室に至るまでの間、段差がありまくり。バリアフリーには完全非対応ですのでくれぐれもご注意ください。

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わ~、これは素晴らしい。楕円形をした湯船が1つのシンプルな空間で、ここにも昭和の情緒がたっぷりです。
特に湯船の縁の紫色の小さなタイルが高貴な雰囲気を醸し出していて、どこかロマンを感じさせます。

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源泉は湯船の底から静かに注がれます。湯船は壁も底もオールタイル。これにはうれしくなってしまいました。

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源泉かけ流しのため、湯船の縁からは常時湯が溢れ出しては流れ去っていきます。これも美しい光景でした。

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浴室の角には飲泉所もあります。コップが2つ置いてあり、小さな源泉槽からすくって飲めるようになっています。

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洗い場は2つのみでシャワーはありません。しかも湯船が側に迫っており、ここで体を洗うのは厳しそうです。

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でも、この浴室で素晴らしいと思ったのは米代川を望むテラスがあるということ。クールダウンにもってこいです。

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そのテラスからの米代川の眺めです。どうですか、この風景。もうここに長居しようって決めてしまいましたよ。

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こうやって昭和時代の温泉ホテルが頑張っているかと思うと、昭和生まれの私も頑張らなきゃなりませんね。
昭和のまま時計が止まってしまったかのような渋い浴室。ここで過ごす秋の休日はプレミアムなひと時でした。
と、その時です。「お客さ~ん、ちょっといいかしら」・・・脱衣所から女将さんの声がします。まさか混浴!?

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「きりたんぽ、もしよかったら食べてみてね」・・・何と素晴らしいおもてなしでしょう。もう感激しまくりでしたね。

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窓のない脱衣所で食べるのは気が引けたので、川を眺めながらテラスでいただくことにしました。全裸でね・・・