超オンボロ温泉として有名なあの温泉旅館がとうとう廃業・・・そんな衝撃的なニュースが飛び込んできました。
B級温泉をこよなく愛する私としてはいつか行かねばと思っていましたが、これまでその機会を逸していました。

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今行かなければ一生後悔する。そう思った私は一大決心をし、半日日帰りの強行軍で栃木県へ向かいました。
やって来たのは那須湯本温泉。県道沿いにこの古ぼけた看板を見つけた時は、本当に心がときめきました。

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看板の「駐車場有り」の表記を信じて細い道を進んでいくと、意外にも広々とした駐車場に辿り着きました。

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駐車場の片隅には立派な石版があります。自らを「珍湯」であると謳っている点がとてもユーモラスですよね。

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車を置き、ここからは歩いてのアプローチになります。秋の行楽日和にもかかわらず、ひっそりとしていました。

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途中で見かけた案内看板が壊れてしまっていました。やがて落ち葉に埋もれていきそうなその姿が悲しげです。

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未舗装の細い道を歩くこと数分、お目当ての建物が見えてきました。念願の対面に、思わず胸が熱くなります。

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遂に到着。本やネットでよく見ていた光景がすぐ目の前にある・・・思い切ってやって来て、本当によかったです。

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B級温泉ファンの最大聖地と言っても過言ではない老松温泉。私にとっては表敬訪問のような気分でしたね。
さて、早速ではありますが、誰もが仰天するという、この温泉の“名物”を拝観させていただくことにしましょう。

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こ、これは凄過ぎる。事前に分かっていたことなのですが、やはり直にこの目で見ると迫力が全然違います。
まさに廃墟そのもの。これが現役の温泉施設だなんて信じられます?私は感嘆のため息をついてしまいました。

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このギリギリの状態で倒壊せずに持ちこたえているのは、ある意味奇跡ですよね。もう惚れ惚れしてしまいます。

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この構図で眺めると、廃墟同然の外観が意外にも背後の木々の紅葉にマッチしていて、どこか風情があります。

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むき出しになった柱越しに眺める秋の風景。侘び寂び、幽玄。そんな言葉が私の中で浮かんでは消えました。

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こちらの老松温泉喜楽旅館ではかつては宿泊することができたそうですが、現在は日帰り専用となっています。
入浴料金は大人500円。受付は道の向かいにある建物で行います。果たして無事入浴できるでしょうか。

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受付の建物はごく普通の民家です。ご主人がお住まいになっているみたいですね。ご在宅だといいのですが。

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受付の前で立ち止まって思わず深呼吸しました。私としたことが、少々緊張してきてしまったのです・・・(続く)