上山の町を反時計回りに移動しながら共同浴場を訪ね歩く旅も後半戦です。ただし、残念なことがありました。
新丁湯の後に向かった湯町共同浴場が定休日だったのです。共同浴場は7か所なので交代で休むのでしょう。

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ということは、1日で共同浴場を制覇することはできないのですね。仕方なく次の新湯共同浴場に向かいました。

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駅でもらったガイド図を片手に新湯を探していたら、案内しましょうかと地元の方が声をかけてくださいました。
不慣れな土地で親切にされるとうれしくなりますね。確かに新湯はちょっと分かりづらい場所にあるのです。

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あっ、ここですね。「新湯共同浴場・澤の湯」と書かれた看板が行灯風で粋ですが、建物自体はかなり地味です。

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この新湯も昭和の雰囲気が色濃く残ります。訪問時、扉は開いているも館内は暗く、不安になってしまいました。

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建物の裏手には、源泉タンクと記念碑がありました。共同浴場の設立に関わった方々の名が刻まれています。

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人の気配がなく心配だったのですが、たまたま当番の方が外出していたようです。それほど人が来ないのかな。
受付の表示を見てビックリ。現在の温度44℃前後とあります。上山の方々は熱めの温泉がお好きなんですね。

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浴室入口のすりガラスがまたレトロでいいですね。このタイプのガラスは最近見ない気がします。木枠も素敵。

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券売機で入浴券を買って番台に差し出すのですが、互いに顔が見えない構造。パチンコの換金所みたいです。

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脱衣所と浴室の仕切りは全面ガラス。洗髪のマナー違反を抑止することを考えて、このようにしたのでしょうね。
ガラス戸に書かれた文字が、これまた実に味わい深いレトロ調で、いい雰囲気を醸し出していると思いました。

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浴室内には円形の湯船が中央に鎮座。湯船のタイルもいいのですが、ここでは床のタイルに感動しましたね。

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また、女湯との仕切り壁には、立派な鶴のタイル画が。この浴場はタイル好きな方にはたまらないと思います。

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源泉の投入方法もユニークです。一旦湯船脇の枡に注がれ、枡の底から円形湯船に入るようになっています。

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源泉は、屋外の源泉槽から流れ込むようです。逆三角形の湯口には析出物がいっぱい付着。これも見事です。

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さらにポイントが高いのは、三ツ矢サイダーの桶を備えていること!この桶は結構珍しいのですよ。感激でした。

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こんな激渋な公衆浴場を貸切状態で満喫。何て贅沢なことでしょう。ささやかな幸せをかみしめた私でした・・・