先日栗駒山までドライブに出かけた真の理由は、2008年の土石流災害から復活した温泉に入ることでした。

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その温泉とは宮城県側の山麓にある駒の湯温泉です。復活の知らせを聞き、ずっと行きたいと思っていました。

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案内看板に従って車を進めると、突如開けた場所が見えてきました。明らかに不自然なスペースと分かります。
周囲の土地は美しい木々の新緑で彩られているというのに、そこだけがぽっかりと更地になっているのです。

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その更地の奥に、駒の湯温泉の湯小屋がありました。簡素な施設ですが、なかなかいい佇まいだと思います。

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かつてここには温泉旅館があったのですが、2008年の岩手・宮城内陸地震で土石流に飲み込まれました。
しかし、2012年にまず足湯として復活。そして昨年(2015年)の10月、見事営業再開に漕ぎ着けたのです。

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とはいえ、地震の爪痕は今も生々しく現場に残っています。地震で崩落した斜面が無残な姿を晒していました。

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湯小屋の完成に伴い、てっきり足湯は撤去されたのかと思っていたのですが、今も残されているんですね。

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この足湯を作るにも、きっと多くの苦労があったのだと思います。復活当時は日曜に限って開放されていました。

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そしてこちらが昨年10月に完成した湯小屋。木の温もりが感じられる、とても素敵な外観に心打たれました。

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湯小屋は男湯と女湯に分かれています。女湯は奥側になっているので、女性も安心して入れると思います。
入浴料は400円と大変良心的です。湯船が小さく浴室も狭いため、混雑時にはしばらく待つこともあるそうです。

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わ~、これは素晴らしいですねえ。すでに多くの方々のブログで拝見していましたが、実物を見て感動しました。

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木製の湯船には、これまた木製の湯口から凄い量の源泉が常時ザーザーと注がれています。何とも豪快です。
湯の温度は38~39℃と温めで、熱い湯が好きな私としてはやや物足りないのですが、温湯もいいものです。

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さらに素晴らしいと思ったのは、この窓ガラスです。木枠にはめ込まれ、まるで額縁入りの絵画のようでした。

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その窓の向こうには瑞々しい新緑の木々が。これなら秋の紅葉もまた見事であることは間違いありませんね。

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泉質は硫黄泉で当然源泉かけ流し。湯船を独占できたのは束の間でしたが、贅沢なひと時を過ごせましたよ。
なお、現在は食事処兼休憩室の工事も進行中です。未曾有の災害から立ち上がる温泉。心から応援します。

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最後に慰霊碑に合掌し、駒の湯温泉を後にしました。いつかこの更地も鮮やかな緑に覆われることを願って・・・