出張とはいえ、せっかく別府まで来たのだから野湯を目指したい。当然そう思っていた私は作戦を決行しました。

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早起きしてレンタカーで出発。久々の野湯ということで胸の高鳴りを抑えつつ目的地へ。この高揚感はいい!
車でアプローチできるギリギリの所まで進んでいくと、ネットでよく見た光景が見えてきました。ここが入口です。

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車のUターン用広場にある土管にはこのような張り紙が。これから向かう野湯は「鶴の湯」と呼ばれています。
この注意書きを読むと、行政も警察もこの野湯を公認していることが分かります。さすがは別府だと思いました。

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ただし、現場にはこんな看板も。実はこの界隈では2010年に旅行中の女性が殺害されるという事件が発生。
単独での野湯巡りは危険なので、くれぐれも注意しなければなりませんね。本当に許せない事件だと思います。

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さあ、てくてく歩いて「鶴の湯」へ向かいましょう。私は既に興奮気味で、どうしても急ぎ足になってしまいました。

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そのまましばらく歩いていくと、冬枯れの荒涼とした風景の中に、ポツンと佇む簡素な小屋が見えてきました。

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そう、ここが「鶴の湯」です。ずっと行ってみたいと思っていた野湯が目の前にある。実に感慨深かったですねえ。

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湯船はかなり立派で大き目です。手作り感に溢れていて素敵でした。同時に12~13人は入れそうな感じです。

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簡素な小屋は脱衣所です。脱衣棚や籠、椅子まで用意してあり、野湯にしては便利過ぎてちょっと興醒めかも?

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どうやら最近ここには外国人観光客も多くやって来るようですね。国際色豊かな野湯。それもありだと思います。

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いや~、それにしてもこの雰囲気は、ちょっとした庭園風といいますか、箱庭風で実に趣があっていいですね。

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こちらが源泉の湧出口です。尾根と尾根に挟まれた谷間の一画で、高温の硫黄泉が自然湧出しているのです。
ただし、時期によっては湧出量が極端に低下することもあるそうです。訪問時はコンコンと湧き出ていて一安心。

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湯船に設置されていた温度計で湯の温度を測ってみると、浴槽の中央で約44℃でした。私には適温でしたね。

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なお、湯船の最下流部は水路のようになっており、そこに湯止めの堰がありました。堰の木板は開閉自由です。
水路の脇の敷板は洗い場として使われており、地元の常連さん達は、ここに座って頭や体を洗っていました。
石鹸やシャンプーを普通に使っていたのですが、果たして大丈夫なのかな?ちょっと気になってしまいました。

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う~ん、これはたまりません。硫黄の香りがプンプンで、いかにも効能がありそうです。やはりこうでなくちゃね。

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見上げれば雄大な山の風景。直前に野焼きが行われ荒涼としていますが、やがて若草に包まれることでしょう。

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先客が帰った後はこの野湯をしばし独占。こんなに極上なひと時ってあるでしょうか?新潟に帰りたくないな・・・