いつもの私なら、いわゆる典型的なセンター系の温泉にはわざわざ入るまでもない、とパスしてしまいがちです。

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しかし、今回、新庄市の郊外にあるセンター系温泉に立ち寄ってみることにしました。「奥羽金沢温泉」です。
途中で見かけた光景ですが、最上段の老人施設の看板に比べて、温泉の看板は何てチープなんでしょうか。

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到着しました。こちらの温泉施設は平屋なんですね。敷地も広々していますので、ある意味贅沢な施設です。

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入口には木のオブジェがドドーンと鎮座。立派で見応えがありますが、はっきり言って邪魔のような気がします。

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この温泉は昭和61年の開館だそうですから、まさにバブル期に建設されたことになります。何だか納得ですね。
ところが、この奥羽金沢温泉も今年の12月いっぱいで閉館するのだそうです。だから立ち寄ってみたのです。

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中に入ってみるとお約束の光景が。山形県の温泉施設で定番の物販コーナー。必ず婦人服が置いてあります。
やっぱり山形県の女性って、こういう所で服を買う習慣があるんでしょうか。実際、どれくらい売れるんでしょう?

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この辺り一帯は、広域リゾート基地として整備される計画があったようです。このうち実現できたのはいくつ?
そして、その一つであった温泉施設も間もなく閉館。その代りに、この計画図にはない立派な老人施設が完成。
これが、少子高齢化が進み、人口減少という課題を抱える地方都市の現実なのです。考えさせられますよね。

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では、気を取り直して浴室へ向かいましょう。浴室の入り口付近はカラフルで賑やかでした。虹みたいですね。

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浴室は広く、バブル期に建設されたセンター系温泉の典型と言えます。これではいい湯使いは期待できません。

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こちらが湯口ですが、湯船の大きさに対して湯の投入量はごくわずか。温泉らしさを感じることは困難でした。

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塩化物泉(含食塩・芒硝泉)だそうですから、泉質は結構良さそうなんですけどね。ちょっともったいないです。

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面白いと思ったのはシャワースタンドです。こういうタイプはあまり見たことがありません。シンプルで斬新です。

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一方、こちらの洗い場は明らかに設計ミスではないかと。超激狭で鏡を二人でシェアというのは無理があります。

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バブル期生まれのセンター系だけに設備は充実しています。まずは①かぶり湯。なぜかシャワーがあります。

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そして、②吸入浴。ミストサウナなのですが、あいにく故障のため使用中止でした。もう修理はしないのかな?

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③打たせ湯も使用中止。パイロンが置いてあって中に入れないようになっていました。何だか廃墟のようです。

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④圧注浴は健在。でも、「圧注浴」というのは聞き慣れない表現です。ジェットバスをそう呼んでいるようですね。
そして、大浴槽の奥に⑤気泡浴。床からブクブクと泡が出てくる、よくありがちな装置です。これも現役でした。

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特筆すべきは眺めの良さ。高台に建っているので、新庄の市街地を遠望できます。夜景もきっと見事でしょうね。

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山形県は全市町村で温泉に入れるという素晴らしい県なのですが、この施設が閉館するとそれが崩れます。
つまり、新庄市から温泉が消えることになります。規模を縮小して、何とか継続することはできないのでしょうか。

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入浴後、離れた場所にある源泉地を見に行ってみました。このヒューム管に源泉が溜められ送られるようです。
私の場合、閉館したとしても、ここで源泉をドバドバ垂れ流してくれさえすれば、全然問題はないんですけどね・・・