山梨県に行くのであれば、ぜひとも探し出したい野湯があった私。ようやくチャレンジする日がやってきました。

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その野湯は人里離れた山の奥にあるといいます。進むにつれて道が細くなり、私も心細くなってしまいました。

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やがて視界が開けました。道路工事を行っているようです。もっともこの日は休工日で人影はありませんでした。
そう、実はここがポイント。作戦遂行のためには休工日であることが大事なのです。さて、お目当てのものは?

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あっ!私は思わず叫んでしまいました。視線の先に見えたのが、探していた湯船に間違いなかったからです。

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こんな所にあったのか。実は、結構苦労してここまで辿り着いたんですよ。ロストに終わる可能性もありました。
事前の下調べでおおよその場所は分かっていましたが、ネット上に誤った情報もあり、惑わされてしまいました。
無事発見できて安堵したものの、湯船は空。ここまで来て野湯に入らないで帰る、というのは痛恨の極みです。

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湯船の横にあるのは確かに源泉井戸です。そこから伸びる塩ビパイプは、工事現場の巨大な排水ホースへ。
ここで私は悩みました。どれくらいの時間、この場に立ち尽くしたことでしょう。そして、ある結論に達したのです。

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ある結論。それは、必ず元通りに復元しますから、ちょっとだけ源泉井戸を使わせてください、ということです。
パイプを巨大ホースから取り外し、このように付け替えさせていただきました。さすがに後ろめたかったですね。

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さあ、空っぽの湯船に湯が溜まり始めました。満タンになるには相当時間がかかりそうですが、待つのみです。

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それにしても、このプチ工事はうまくいったものです。手で押さえていなくても、パイプがバランスを保っています。

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湯の温度は27.3℃しかありません。それでも温泉法の規定には到達。これは立派な天然温泉ということです。

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でも、一体なぜこんな場所に源泉井戸があるんでしょうね。将来道路が完成したら、どうなってしまうのでしょう。
わざわざここに湯船を作ったということは、何らかの形で活用しようという計画でもあるのかな。謎だらけですね。

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湯船の中には落ち葉が堆積しています。私は持参した網で、浮かび上がった落ち葉をできる限りすくいました。

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いよいよ湯船が満タンに。おお~、これはなかなかいい感じではありませんか。テンションが上がりますねえ。

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工事日は重機の音が響き渡るのでしょうが、この日は本当に静か。音が周囲の木々に吸い込まれるようでした。

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いや~、これは最高ですね。真夏なら、かいた汗を流すのにちょうどいい温度と言えます。森林浴もできますし。

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もしかしたら、工事現場で働く人たちが自分たちでこの露天風呂を作ったのかな?仕事の後、浸かるためにね。

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そんなことを思いながら存分に楽しませてもらった私は、塩ビパイプを元通りに復元して撤収。大満足しました。
この道路がいつ完成する予定なのか分かりませんが、どうか露天風呂はそのままにしておいてくださいね・・・