後ろ髪を引かれる思いで大湯を後にした私は、火照った体をクールダウンしながら、次の目的地へと向かいました。

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この日は実に穏やかな天気で、風は少し冷たかったものの、てくてく歩いていてとても気持ちがよかったです。
途中で見かけたイラストの案内図も、シンプルでありながらどこか風情を感じさせ、旅心をくすぐりました。

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下風呂温泉といえばイカ料理が有名です。電柱にはユニークなイカのオブジェが。これは夜になると光るのかな?

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案内看板に従って坂道を登っていくと、やがて見えてきたのがこの建物。もう1つの共同浴場、新湯です。

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こちらも相当年季が入っていますね。正面の看板の文字が、もうほとんど読めなくなってしまっています。

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こちらにも大湯と同じカウントダウンボードが。ちなみにこのゆるキャラは「あんきもん」というそうです。

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そして、浴室の入口には、やはり特製の横断幕。風間浦村の人々の、共同浴場愛は相当なものだと思いました。

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それにしても、木のガラス戸、ピンク電話、冷蔵庫と、昭和レトロなアイテムが満載で、まるで博物館みたい。
ムード満点でたまりませんでした。時代の流れとはいえ、この共同浴場がなくなってしまうのは本当に残念です。

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この新湯には屋内トイレがなく、駐車場も狭いということも閉鎖の一因だそうです。まあ、確かに不便ですよね。

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わ~、新湯の浴室もいいですねえ。大湯と違って、ここは湯船が1つ、浴室の中央に配置されています。

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湯は美しい白濁を呈します。湯船の下風呂ブルーがいっそう映えますよね。本当に素晴らしい光景でした。

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洗い場は、大湯と比べるとかなり窮屈な印象です。いや、大湯がゆったりし過ぎと言った方が適切かもしれません。

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湯船には絶えず新鮮な源泉が注がれます。ただし、大湯に比べると、熱さは少し控えめに感じられました。

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ここでも源泉は湯枡を介して供給されます。湯枡の脇には湯飲み茶碗が置かれていて、飲泉が可能でした。

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お昼時の訪問だったからでしょうか、閉館間際の日曜日にもかかわらずガラガラで、この素敵な浴室を独占!
こんなにも贅沢な時間ってあるでしょうか。帰りのバスの出発まで、ここでのんびり過ごそうと決めました。

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この新湯の浴室も見事な板張り。当然何度か張り替えたのでしょうが、長年湯に浸されて肌によく馴染みます。

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土曜の夜に新潟を出発して日曜の朝に下風呂到着、昼過ぎにはもう帰らねばならないという慌ただしい惜別の旅。
バカバカしいと思われるかもしれませんが、悔いはありません。今度はゆっくり泊りで下風呂を訪れたいな・・・