長引くコロナ禍の影響により、温泉施設の業績が悪化して廃業に追い込まれる事例が後を絶ちません。

さて、先日ある地域においてフィールドワークを行った際、廃業したという温泉施設を訪ねました。

建物は健在で、痛みも少ないように感じられました。となると、源泉は今どうなっているのかな?
事前にネットで調べたところ、源泉井戸は敷地内にあるとのことでしたので、探してみることに。

事前にネットで調べたところ、源泉井戸は敷地内にあるとのことでしたので、探してみることに。

あっ、これは一体何だ?ご丁寧なことに、「源泉」と書かれた看板が立っているではありませんか。
(お詫び:画像は一部加工しています)

(お詫び:画像は一部加工しています)

地面から突き出すパイプにL字型エルボが取り付けられており、そこから黒いホースが延びています。


うわ~、これは感動。源泉も健在で、今も静かに垂れ流されていたのです。もったいないですよね。


温度を測定してみると31.8℃で温泉法の定義は満たしていますが、商業利用するには低過ぎです。
この温泉施設がいつ廃業したのかはよく分からなかったのですが、燃料費の高騰も一因だったのでは?

この温泉施設がいつ廃業したのかはよく分からなかったのですが、燃料費の高騰も一因だったのでは?

源泉が健在ならば、たらいで入りたいと思ってしまうのは自明のこと。私は早速準備を始めました。


最初は源泉ホースからたらいに直接湯を投入しようと思ったのですが、長さがやや足りませんでした。
そこで持参した塩ビパイプ&エルボを源泉ホースに装着。いい感じでたらいに湯が溜まっていきます。

そこで持参した塩ビパイプ&エルボを源泉ホースに装着。いい感じでたらいに湯が溜まっていきます。

湯量が結構豊富なため、見る見るうちにたらいの水面が上昇していきます。眺めていて爽快でした。


ただ、なるべく水平な場所を選んだとはいえ、たらいを置いた地面がやや凸凹しているのが難点。
湯が満タンに近づくに連れ、湯の重さでたらいが歪み始めてしまいました。まあ、仕方ないですね。

たらいから湯がこぼれ始めました。気温の高いこの時季なら、気持ちよく湯浴みができるでしょう。

湯が満タンに近づくに連れ、湯の重さでたらいが歪み始めてしまいました。まあ、仕方ないですね。

たらいから湯がこぼれ始めました。気温の高いこの時季なら、気持ちよく湯浴みができるでしょう。

うわ~、これは絶品。泡付きもあって泉質は申し分ありませんでした。施設の復活を願っています・・・
コメント
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にしやん
が
しました