たらいで垂れ流し温泉に入る活動を始めてもう10年以上が経ちますが、まだまだ知らない温泉があるものです。
今回、私がやって来たのはこんなのどかな田園地帯の一角です。コンクリート塀らしきものが見えてきました。
近づいて確かめると、それは塀なんかではなく、いくつかの区画に分かれた巨大なプールのような物体でした。
どうやらここは養魚場らしいのですが、人の気配はなく、魚の姿もありません。そもそも水が張られていませんし。
どうやらここは養魚場らしいのですが、人の気配はなく、魚の姿もありません。そもそも水が張られていませんし。
廃業してしまったのだろうか、なんて思ったのですが、一区画だけは水が張られていることが分かりました。
その区画には、バルブ付きの塩ビパイプから水が大量に投入されています。手を差しのべた私は驚嘆しました。
投入されていたのは冷水ではなく、29.5℃の温水だったのです。これは一体、どういうことなんでしょう。
わざわざ冷水を温めて投入しているとは思えません。現地にボイラー装置のようなものは見当たりませんので。
そうなると、もう答えは1つしかありません。これは天然温泉だということになります。いや~、凄いなあ。
もっとも、魚の養殖に温泉水を用いるのは決して珍しいことではないのです。でも、ここは知りませんでした。
これはやっぱり入ってみたい・・・温泉マニアの悲しい性で、私はどうやって入るかの検討に入りました。
一番手っ取り早いのは生け簀にそのままダイブなのですが、そんな“バイトテロ”みたいなことはできないし・・・
ここは排水が一時的に溜められる場所のようです。まあ、ここも悪くはないけど、ちょっとイマイチかなあ。
わざわざ冷水を温めて投入しているとは思えません。現地にボイラー装置のようなものは見当たりませんので。
そうなると、もう答えは1つしかありません。これは天然温泉だということになります。いや~、凄いなあ。
もっとも、魚の養殖に温泉水を用いるのは決して珍しいことではないのです。でも、ここは知りませんでした。
これはやっぱり入ってみたい・・・温泉マニアの悲しい性で、私はどうやって入るかの検討に入りました。
一番手っ取り早いのは生け簀にそのままダイブなのですが、そんな“バイトテロ”みたいなことはできないし・・・
ここは排水が一時的に溜められる場所のようです。まあ、ここも悪くはないけど、ちょっとイマイチかなあ。
かと言って、ドバドバの源泉パイプからバケツで汲むのも面倒だしなあ。私は再度冷静に現場を観察しました。
すると、本線の太いパイプにはいくつかの支線があり、それぞれにバルブがついていることに気づいたのです。
すると、本線の太いパイプにはいくつかの支線があり、それぞれにバルブがついていることに気づいたのです。
ということはもしかして!?狙いを定めた私は一旦現場を離れ、ダッシュで車にたらいを取りに行ってきました。
逸る心を抑えつつ、たらいを慎重にセット。パイプが干渉しそうでしたが、これは簡単に調整が可能でした。
やった~、作戦は大成功!実はこれでも遠慮気味にバルブをほんの少し開いただけなのですが、この勢いです。
短時間であっという間にたらいが満タンになりました。これは超豪快な源泉かけ流し入浴が楽しめそうです。
たらいから溢れだした湯は、生け簀中央のシンクに吸い込まれます。つまり排水は完璧で、水浸しになりません。
それに、ここは一段低いので目立ちにくいのも好都合。では、ありがたくこの温泉をいただくことにしましょう。
うわ~、実にいいですねえ。何だか生き返った感じがして、これはまさに「水を得た魚」だぜ、なんて思った私。
ちなみに、改めて「水を得た魚」の意味を辞書で引いて確かめてみると、次のように書いてありました。
「その人に合った場で生き生きと活躍する様子のたとえ」
う~ん、こんなことでしか活躍できない私って・・・
ちなみに、改めて「水を得た魚」の意味を辞書で引いて確かめてみると、次のように書いてありました。
「その人に合った場で生き生きと活躍する様子のたとえ」
う~ん、こんなことでしか活躍できない私って・・・
コメント
コメント一覧 (2)
私も初めて知った時はびっくらこきました…。
にしやん
がしました