長岡市や十日町市など新潟県内の各地で雪まつりが開催された冬の日曜日、久しぶりに温泉活動を行いました。


やって来たのはこんな山道です。先日の寒波がもたらした雪がまだかなり残っており、悪路になっていました。


足下に気をつけながら進んでいくと、こんな建物が見えてきました。祠のようにもゴミ置き場のようにも見えます。


この小屋の基部の地面が侵食され、土台のコンクリートの一部が浮き上がってしまっており、少し危ない状態です。
実はこの小屋の中には源泉井戸があるのです。漏れ出す湯により、徐々に地面が削られたのかもしれません。
ここは自宅から近いこともあり何度も来ているのですが、もはや枯渇寸前の瀕死状態にあると思っていました。
というのも、前回見に来た時には漏れ出す湯はごくわずかで、もうほとんど地面が乾いてしまっていたからです。

実はこの小屋の中には源泉井戸があるのです。漏れ出す湯により、徐々に地面が削られたのかもしれません。
ここは自宅から近いこともあり何度も来ているのですが、もはや枯渇寸前の瀕死状態にあると思っていました。
というのも、前回見に来た時には漏れ出す湯はごくわずかで、もうほとんど地面が乾いてしまっていたからです。

今回、現況確認のつもりでふらりとやって来た私は驚いてしまいました。「あれ、こんな所から湯が湧いてるぞ!」
何と、小屋の手前の地面から、白い湯花を伴って湯が静かにコンコンと自噴していることに気がついたのです。
昨年発生した能登半島地震の影響によるものなのか、それとも降雪に伴う地下水位の上昇によるものなのか。
理由は不明ですが、とにかく湯量が回復し、最近新たな場所からの湧出が始まったようです。うれしいですねえ。

何と、小屋の手前の地面から、白い湯花を伴って湯が静かにコンコンと自噴していることに気がついたのです。
昨年発生した能登半島地震の影響によるものなのか、それとも降雪に伴う地下水位の上昇によるものなのか。
理由は不明ですが、とにかく湯量が回復し、最近新たな場所からの湧出が始まったようです。うれしいですねえ。

興奮して温度を測定してみると、25.4℃としっかり温泉法の規定に到達しています。これは感動でした。


となれば、もうこれはたらいで入らない訳にはいきません。興奮を抑えつつ、早速準備を開始したのでした。


今回はホース作戦を実行します。湯の湧出地点を手で少し掘り下げ、そこにできた湯だまりにホースをセット。

現場は緩やかな斜面になっているので、傾斜を利用し小屋の手前からホースを最大限延ばして湯を下方へ導きます。



その結果、何とか湯の誘導に成功したのですが、湯の勢いが弱く、たらいの高さまでホースを持ち上げられません。


苦肉の策として、たらいをさらに斜面の下方に移動し、ホースに塩ビパイプを接続してみましたが、やはりダメ。
たらいに湯を直接投入するのは諦めざるを得ませんでした。もっと長いホースを用意するのも難しいですし。

たらいに湯を直接投入するのは諦めざるを得ませんでした。もっと長いホースを用意するのも難しいですし。

仕方なく、手桶を併用する作戦に変更。しかし、こんなにチョロチョロでは一体どれだけ時間がかかるのだろう?


ちなみに今回のたらいのセッティング状況の全体像はこんな感じ。もう少し斜面が急ならバッチリなんだけどなあ。


なお、引き湯の距離が長すぎて、塩ビパイプの湯口では約4℃も湯の温度が低下してしまっています。これは残念。


ひたすら手桶でたらいに投入するという単純作業を繰り返すこと約1時間45分。ようやくたらいが満タンに。


湯の温度はさらに低下し、18.1℃と冷泉の状態。真夏なら何てことありませんが、雪山では修行と言えます。
でもね、私はこの温泉には今まで一度も入ったことがなかったので、もう入る気満々なのでした。では、行きます!

でもね、私はこの温泉には今まで一度も入ったことがなかったので、もう入る気満々なのでした。では、行きます!

つ、冷た~!しかし、この後、しっかり肩まで浸かりましたよ。香ばしい硫化水素臭が漂い、泉質は極上でした。
新潟のある地域には「寒九の水汲み」という冬の行事があるのですが、私もこのお湯汲みを恒例行事にしようかな・・・
新潟のある地域には「寒九の水汲み」という冬の行事があるのですが、私もこのお湯汲みを恒例行事にしようかな・・・
コメント
コメント一覧 (2)
この時期だと体にこたえそうです…。
にしやん
が
しました