旅先で思いがけない出会いをすることってありますよね。今回紹介する温泉も、まさにばったり出くわしました。


それはこのL字パイプ。目立たない色をしていて周囲の風景に完全に溶け込んでおり、多くの人は気づきません。
というよりは、そもそも歩いて通行する人が少ない場所にあるのです。しかし、私は見逃しませんでした。

というよりは、そもそも歩いて通行する人が少ない場所にあるのです。しかし、私は見逃しませんでした。

その形状からしてある確信を抱いた私は、パイプに取り付けられているハンドルを静かに回してみました。すると・・・
やはり、思った通りでした。チョロチョロとパイプから流れ出してきたのは、アツアツの温泉だったのです。

やはり、思った通りでした。チョロチョロとパイプから流れ出してきたのは、アツアツの温泉だったのです。

思いがけない発見に興奮しつつ温度を測定すると、何と77.5℃もあるではありませんか。これには驚きました。
見つけてしまったからには入らない訳にはいきません。ただし高温なので、しっかり作戦を練る必要があります。

見つけてしまったからには入らない訳にはいきません。ただし高温なので、しっかり作戦を練る必要があります。

落ち着いて現場を見渡すと、なぜか長いパイプが転がっていました。なるほど、これを使えということですね。


とうことで、長いパイプを拝借して源泉パイプに装着し、その先に持ち込んだマイたらいをセットしました。
実は源泉パイプの直下は地面が柔らかく、たらいを置くには不安定なことがネックだったのですが、これで解決です。

実は源泉パイプの直下は地面が柔らかく、たらいを置くには不安定なことがネックだったのですが、これで解決です。

では、湯の投入開始です。湯量は極力細く絞り、長いパイプを通過させることで温度が下がることを狙いました。


う~ん、実に美しい光景ですねえ。こういうワンパターンな行動を何度繰り返しても、ついワクワクしてしまいます。


しかし、問題点が2つ。それはまず、満タンになるまでに相当な時間がかかること。まあ、これは仕方ありません。


投入開始から約45分経過してようやくたらいから湯がこぼれ始めました。この時間のロスは正直キツイです。


でもね、喜ぶのはまだ早いのです。2つ目の問題点。それは、高温の源泉を冷ますのにもっと時間がかかることです。
湯量を絞って投入した効果で湯の温度は68.8℃にまで下がっていたのですが、もちろんこのままでは入れません。

湯量を絞って投入した効果で湯の温度は68.8℃にまで下がっていたのですが、もちろんこのままでは入れません。

そこで源泉投入を止め、自然冷却させることに。どれだけ時間がかかるかわかりませんが、根気よく待ちましょう。


待つこと実に1時間40分!ようやく、湯の温度が50℃を下回りました。これならもう入っても大丈夫そうです。


あ~、待った甲斐がありました。プーンと香ばしいアブラ臭が嗅覚を刺激し、極上のたらいタイムとなりました。
時折車が通行しますが、ちょうど建物の陰に隠れるので気にせず悠々入浴。人とのエンカウントは無事回避です・・・
時折車が通行しますが、ちょうど建物の陰に隠れるので気にせず悠々入浴。人とのエンカウントは無事回避です・・・
コメント
コメント一覧 (2)
すぐ近くにある施設の源泉なのかな?と睨んでおります。
にしやん
が
しました