(前編からの続きです)
前から気になっていた農業用の温泉に入ることができて満足した私でしたが、これで終わった訳ではありません。

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実は本命が別にあったのですよ。最初の入浴地点からさらに奥へと進んでいくと、こんな光景が見えてきました。

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藪から棒、ではなく、藪から塩ビパイプが!これはもう興奮を禁じ得ませんでしたね。近づいてみましょう。

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うわ~、凄い勢いでドバドバと温泉が垂れ流されています。もうこの時点でこれは未利用源泉であると確信しました。

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温度は28.8℃とこちらも低めですが、温泉法の規定には到達しています。冬はともかく、夏は出番がないのかな。

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塩ビパイプを追跡すると、最初の源泉井戸に到達しました。つまり湧出した温泉がそのまま捨てられているのです。

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となれば、安心して(?)この垂れ流しに入ることができることになります。たらいもどうにかセットできました。

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そして、持参した塩ビパイプの中から口径が合うものを選んで現場の塩ビパイプに装着して、引き湯にも成功!
やや強引ではありますが、接続部で湯が一滴も漏れることなく、猛烈な勢いでたらいに湯が溜まり始めました。

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いつものことですが、たらいに湯が溜まっていく様子をただ眺めていると、なぜか幸福感を覚えるんですよね。
きっと私の脳内では、ドーパミンが分泌されまくっているのでしょう。理解されないことは覚悟していますけど。

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さあ、準備が整いました。ほぼ無色透明でこれといった特徴がないように見えますが、湧きたてのピュアな温泉です。
田園地帯という開放的なロケーションで、たらいに思い切りダイブして、私もしっかり整うことにしましょう。

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あ~、たまりませんね。明るい時間にこんな風景を眺めながら鮮度抜群の温泉に入れるなんて最高ではありませんか。
時折、近くの農道を車が走行するのですが、お構いなしでのんびり入浴。私に明るい未来はあるのでしょうか・・・