低料金でありながら本格的な温泉が楽しめる銭湯がもし身近にあれば、きっと毎日でも通いたくなりますよね。


実はそんな温泉銭湯が新潟県村上市の瀬波温泉エリアにあります。外観は銭湯というよりも旅館といった感じです。
それもそのはず、もともとこの建物は新潟県社会保険協会の保養所だったのです。それだけでレアな感じがしますね。

それもそのはず、もともとこの建物は新潟県社会保険協会の保養所だったのです。それだけでレアな感じがしますね。

この銭湯の名は「松風荘」です。440円という低料金で、無料休憩室があり持込OKという大らかさです。
しかもWi-Fi完備!こういう点はいかにも現代風ですが、平日は15時からというのは銭湯らしい設定だと思います。

しかもWi-Fi完備!こういう点はいかにも現代風ですが、平日は15時からというのは銭湯らしい設定だと思います。

館内は広々しています。面白いのは部屋以外の床部分にござが敷かれていること。スリッパはなく、素足で歩きます。


そして、今浴室に何人いるかをモニターで表示。これは松風荘の公式ホームページでも見ることができます。
これは本当に便利ですよね。今どきの温泉銭湯にはこんなハイテクなサービスがあるんだと感心してしまいました。

これは本当に便利ですよね。今どきの温泉銭湯にはこんなハイテクなサービスがあるんだと感心してしまいました。

こちらは1階の無料休憩室。広々していて、風呂上がりにゴロンと横になったらとても気持ちがよさそうです。


浴室は2階にあります。足の不自由な人にはちょっとつらいかも。階段のステップにもござが敷かれています。


浴室へ向かう途中で見かけたフロアの案内。手書きで稚拙なタッチですが、逆に人間味が感じられてほっとします。


2階の浴室とは反対側のエリアは別料金ゾーン。有料の休憩室があります。元保養所ですから部屋は多いのです。
驚くべきことに、この2階の休憩室に格安で宿泊することができるのですよ。これは一度泊まってみたいですねえ。

驚くべきことに、この2階の休憩室に格安で宿泊することができるのですよ。これは一度泊まってみたいですねえ。

さあ、浴室へ向かいましょう。さりげなく置かれたライトもオシャレで、経営者のセンスが感じられますね。


脱衣所には常連さん向けの銭湯グッズ置き場が。こんな点は生活感が溢れていて、いかにも町の銭湯という感じです。


浴室もなかなかの雰囲気です。露天風呂はありませんが、窓がとても大きいので開放的な気分で湯に浸かれます。


ユニークなのは、椅子が固定式であることです。足の長い人はちょっと困るかも。(私は困りませんでした・・・)


湯は常時湯船に投入されています。高温なため、客が直接湯に触れないよう、パイプを使って工夫しています。
湯口からは水道水の投入も行われますが、これは清掃後、浴槽に湯を張る時だけの投入なのかもしれません。

使用されるのは、瀬波温泉の混合泉。源泉の温度は何と91.5℃もあります。つまり加水は止むなしということ。
でもね、加水しつつもしっかり源泉かけ流しなので、湯の使い方はすこぶる良好なんです。銭湯としては満点です。

湯口からは水道水の投入も行われますが、これは清掃後、浴槽に湯を張る時だけの投入なのかもしれません。

使用されるのは、瀬波温泉の混合泉。源泉の温度は何と91.5℃もあります。つまり加水は止むなしということ。
でもね、加水しつつもしっかり源泉かけ流しなので、湯の使い方はすこぶる良好なんです。銭湯としては満点です。

湯は瀬波温泉らしいアブラ臭を放ちます。観光客は近くの大型日帰り温泉施設に流れるため、ここは本当に静か。
時代に合わせて新しいものを取り入れつつも、銭湯としての根幹は揺るがない。そんな銭湯に惚れてしまいます・・・
時代に合わせて新しいものを取り入れつつも、銭湯としての根幹は揺るがない。そんな銭湯に惚れてしまいます・・・
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