最初に私の目の前に現れた時、それはただの池のように思えました。きっと鯉の養殖でもしているのではないかと。


その池は長方形をしていてかなり広く、夏に子ども用のプールとしても十分に使えそうな広さと深さがあります。
ただし、藻が大量に発生していて水中がよく見えず、魚がいるのかどうかを確認することはできませんでした。

ただし、藻が大量に発生していて水中がよく見えず、魚がいるのかどうかを確認することはできませんでした。

しかし、何となく池の排水口に手を差し伸べてみた私は、驚愕してしまいました。水がやけに温かいのです。


興奮した私は、排水口の対面にあるホースに駆け寄りました。クリアな水がドバドバ投入されているのですが・・・


温度を測定してみると、何と33.5℃もあるではありませんか。成分を問わず、温泉に該当することになります。


周辺を探索すると、源泉井戸がありました。動力装置が見当たらないことから、これは掘削自噴の井戸と思われます。
当然、私はこの温泉に入ってみたくなったのですが、ここは民家の真裏。これは一声かけるのが賢明でしょう。

当然、私はこの温泉に入ってみたくなったのですが、ここは民家の真裏。これは一声かけるのが賢明でしょう。

玄関でピンポンすると、優しそうなご主人が出迎えてくださいました。これはいけそうだと思ったらまさかのNG!
というのも、「風邪をひいてしまったら大変ですし・・・」と、私の健康を案じてくださってのことなのでした。
「いえいえ、全然大丈夫です。だって、真冬の2月に冷鉱泉に入っても平気でしたし」と、私はドヤ顔で応酬。
「おやおや、変わった人ですねえ」と笑いつつ、最終的には入浴を許可してくださったのでした。感謝です!

というのも、「風邪をひいてしまったら大変ですし・・・」と、私の健康を案じてくださってのことなのでした。
「いえいえ、全然大丈夫です。だって、真冬の2月に冷鉱泉に入っても平気でしたし」と、私はドヤ顔で応酬。
「おやおや、変わった人ですねえ」と笑いつつ、最終的には入浴を許可してくださったのでした。感謝です!

これは貴重な経験になりそうだと思うと、もうワクワクが止まりませんねえ。心が躍るというのはこのことです。


コンコンとたらいに注がれる湧きたての新鮮な源泉。たらい入浴マニアにとって、これほど眩しい光景はありません。


いい感じでたらいに湯が溜まってきました。こうやって見ると、わずかに色付きがあることが分かりますよね。
ほのかに粘土臭というか鉱物臭がして泉質も良好。これを商業利用しないのは本当にもったいないと思います。

ご主人に聞いてみたところ、この温泉は消雪用なんだそうです。私が鯉の池だと思ったのは防火水槽とのことでした。
そのため、冬が終わっても温泉を出しっ放しにして池に湯を溜めていた、という訳だったのです。なるほどねえ。

ほのかに粘土臭というか鉱物臭がして泉質も良好。これを商業利用しないのは本当にもったいないと思います。

そのため、冬が終わっても温泉を出しっ放しにして池に湯を溜めていた、という訳だったのです。なるほどねえ。

さあ、入浴の準備が整いました。堂々と心ゆくまでこのレアな温泉を満喫させてもらいましょう。いただきます!


いやあ、これはたまりません。トロリとした触感もよく、もういつまでも浸かっていたくなる名湯だと思いました。
でも、あまり長居しては迷惑になると思い、十数分程度で泣く泣く撤収。最後にご主人に御礼を述べたのですが・・・
「長いこと暮らしていますが、消雪用の温泉に入ってみたいと言われたのはこれが初めてです。」
どこの誰かもわからないおっさんが突然やって来て、消雪用の温泉に入っていったという事実。まさに奇なり・・・
でも、あまり長居しては迷惑になると思い、十数分程度で泣く泣く撤収。最後にご主人に御礼を述べたのですが・・・
「長いこと暮らしていますが、消雪用の温泉に入ってみたいと言われたのはこれが初めてです。」
どこの誰かもわからないおっさんが突然やって来て、消雪用の温泉に入っていったという事実。まさに奇なり・・・
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にしやん
が
しました