時季的にはまだ夏本番前だというのに、猛烈な暑さを記録する日々が続いて、心身ともに早くもバテ気味な私。
冷泉にドボンして、気持ちよくリフレッシュしたい。そんな思いを叶えてくれる素敵な場所があるらしいのですが・・・

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現地に到着しました。このすぐ近くは調査済みでしたが、その時大きな獲物を見落としてしまっていたのです。
民家と民家の間を凄い勢いで小川が流れています。大雨が降った訳でもないというのに、かなりの水量です。

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小川の流れてくる方へ向かってみると、ちょっとした広場のような場所に出ました。あっ、あれは一体何だろう?

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え~っ、こんなものがあったんですね。これはとんだ盲点でした。不勉強を猛省しなければならないレベルです。
この佇まいは、滋賀県のいわゆる「かなぼう」によく似ていると思いませんか?早速、温度を測ってみましょう。

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その結果は19.6℃で温泉法の規定には到達しませんが、白濁していることからもわかるとおり、成分は濃厚。
これは立派な天然鉱泉の井戸ということになります。まさか、こんなボスキャラがまだ残されていたとはね。

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それにしても、この湧出量は半端ではありません。まずは極太パイプから土管に注がれ、そこから豪快に溢れ出ます。

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そして、その溢れた湯は手前の長方形の枡に注がれた後、例の小川に排出されていくという仕組みになっています。
ほのかに硫化水素臭がして、スベスベ感もあり、泉質はもう非の打ちどころがありません。これはもったいない。

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現場にはタワシやブラシが転がっていました。どうやら現地の人々が洗い場として使用しているみたいですね。
こんな点も「かなぼう」によく似ていると思いました。ただし、野菜を洗うには成分が濃すぎる気もするのですが。

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元々この井戸は、石油を目当てに掘られたそうです。その証拠に、井戸の周辺には原油の湧出が見られました。
石油の代わりに大量の鉱泉が湧出した、ということなのですが、当時の人々は喜んだのか、がっかりしたのか。

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でもね、せっかく湧き出した鉱泉を有効利用しよう、という思いはあったようです。これも大地の恵みですもんね。
現場には、何とステンバスがひっくり返して置いてあったのですよ。これはぜひともお借りしてみたいですよねえ。
もっとも、今回は初めての訪問につき、調子に乗るのは自粛して初心者らしい行動(?)を心がけようと思います。

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あ~、ひんやりとして超気持ちいいではありませんか。何か、背徳感のようなものさえ感じてしまいましたね。
勝手に入ってもいいのかって?実は到着時、ちょうど地元の方がいたので挨拶し、許可を得たので大丈夫なんです。

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入浴しながら改めてパイプからドバドバ出てくる湯を見つめると、その湧出量の多さに圧倒されてしまいます。
温泉マニアなら誰でも知っている茨城県の垂れ流し温泉に、勝るとも劣らない湧出量だと思われます。まさに警報級!

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土管からの溢れ出しもこの迫力。見ていて飽きることがありませんでしたね。もう見事な大瀑布と言えるでしょう。
なお、現場にまあまあ長い木の棒があったので、試しに土管に突っ込んでみましたが、底に届きませんでした。
むやみに土管に入るのは遠慮した方がよさそうです。手前のコンクリート枡でも、十分肩まで浸かれますから。

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いや~、これは本当に爽快なひと時を過ごさせてもらいました。身も心もクールダウン。さっぱりしました。
入浴後、また別の地元の方がやってきたので少しおしゃべり。この鉱泉について、いろいろ教えていただきました。
猛暑に負けそうになったらまたここに来たい、でもそっとしておきたい気もする、そんな夏の日の午後でした・・・