近年、国内外で山林火災の発生が増加傾向にありますよね。くれぐれも火の取り扱いには気をつけたいものです。

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さて、まだ見ぬ温泉を探し求めて、東北地方の山中をさまよっていた時のことです。ある異変に気がつきました。

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あれ?あの辺りだけ樹木が燃え、地面が裸地化しているように見えるんだけど。最近、火事でもあったのかな?

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えっ、ちょっと待って。今も地面がくすぶっているではありませんか。まだ鎮火していないということなのか?

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恐る恐る煙の発生地点に近づいた私は、思わず声を上げてしまいました。川が不気味に煮えたぎっているのです。

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さらに近づいて観察を続けると、グツグツと音を立て、高温の湯が無数の気泡とともに湧き上がっていたのでした。

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興奮して温度を測定してみると、何と94.1℃もありました。不用意に足を突っ込めば火傷するレベルです。

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これは山火事ではありません。地熱活動の活発化により、地表の植物が枯れてしまったのです。自然恐るべし!
そのため、高温の温泉が湧出するだけでなく、川の水も地熱により温められてしまっている、という訳です。

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この付近は小さな入り江のようになっており、ある程度の深さがあります。私には湯船に見えてしまいました。

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ただし、川の冷水が常時混入するため、ちょっとでも熱源を離れると、すぐに湯の温度が低下してしまいます。
火傷しないように気をつけながらも、できるだけ熱源に近づいて入ってみることに。さあ、入り心地はいかに?

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うわ~、この天然のジャグジーは快感。まるで自分の体がレトルトパウチにでもなったかのような気分です。
まあ、こんなおっさんを煮込んだところで、怪しげなエキスが川に流れ出すだけで、いいことはないのですが・・・