ある日の早朝。青森県某所、もうひとつの“超秘湯”にやってきました。
「聖地」として秘湯ファンには有名な所です。
 
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ここもこれまでに何度か訪れていますが、見学&手湯のみ。
「いつか入ってやるぜ」という野望を抱いていました。
 
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源泉は健在。いつまでもこうであってほしいものです。
 
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掃除するつもりで道具も用意してきたのですが、意外にもポリバスはきれいでした。
これはきっとごくごく最近誰かが入ったものと思われます。
おかげで手間が省け、時間が節約できます。感謝!
 
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早速源泉パイプをセッティング。
ポリバスが新鮮な源泉で満たされるまでの時間は・・・散歩がてら(?)、あそこまで行ってきます(笑)
さて、しばらくして戻ってみると・・・
 
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見事に満たされました。湯船がやや傾いていますが、なかなかいい感じです。
背後に広がるリンゴ畑では、リンゴが赤く色づき始めています。
秋の朝、こんなのどかな光景を眺めながら、一人静かに湯浴みができる・・・何という贅沢でしょうか。
 
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遂にやりました~!感激の瞬間です。うれしさのあまり、つい温度の測定を忘れてしまいました(笑)
ちなみに今年の5月に測定した時は28.6℃でした。
いつまでも入っていられる、気持ちのいい「ぬる湯」です。そう、いつまでも・・・
ここに大きな“落とし穴”がありました。
 
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泉質に特に大きな特徴がある訳でもないのに、「聖地」に遂に入ったという達成感に浸ってしまったのです。
気づけば完全に夜が明け、日が登り始めていました。
さっと入ってすぐ出るつもりだったのに、大幅な時間超過です。
 
「そろそろ撤収しよう」
 
・・・とまあ、ここまではよかったのです。
すると、こちらに向かって近づいてくる人がいました。
 
「温泉がお好きなんですね、どちらから来られたんですか?」
 
と話しかけられ、ちょっと恥ずかしかったのですが、普通に会話を始めました。
しかし、思わぬ結末が待っていました。
 
「実は地元の駐在の者ですが、近所の方から通報がありまして・・・」
 
この後は・・・あまり思い出したくないので省略させていただきます(爆)