前回紹介した「ホテルニュータナカ」には屋上に露天風呂があるものの、内湯(大浴場)はありません。
その代わり、館外の施設を利用できる入浴券がもらえます。
館外の施設とは、道を挟んで反対側にある2つのホテルのどちらか。
 
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私は「西の雅 常盤」の内湯「湯のまち倶楽部」を選びました。通常の日帰り入浴なら1,000円するところです。
タオルは「ホテルニュータナカ」のものを持参するようにとの指示がありました。
もらい風呂感覚で、なかなかユニークです。
 
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レトロな雰囲気の漂う看板。源泉かけ流しの露天風呂に期待が高まります。
 
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中に入ってみると・・・立派な外観に反してB級感が漂います(失礼!)。
 
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大浴場は木がたくさん使われていてなかなかの入り心地。ただし、循環併用ですね。
あと、これとは別に庭園風呂なるものがありましたが、もうもうの湯気で写真撮影はNG!
ちなみに両者の移動には脱衣所を横切らなくてはならず、大半の人が体を拭かずに移動。
これは明らかに設計上のミスだと思いました。
 
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設計上のミスと言えば、露天風呂も同様。大浴場からはかなり離れており、一度服を着なければなりません。
しかも、従業員用の通路のような所をずんずん歩いて行った、奥の部分にひっそりとあります。
まるで隠し湯的な存在です。
 
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しかし、脱衣所に足を踏み入れた途端、おっ!?古いお座敷を改造したようで、上品な落ち着きがあります。
ガラス戸の向こうには、ぼんやりライトアップされた露天風呂が。これはムーディーですね~
 
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岩を使った露天風呂は内湯よりもかなりツルツル感が強く、とっても気に入りました。
源泉かけ流しの看板に偽りなしのようです。
ちなみに囲いの向こうは交通量の多い道路。車の騒音や道行く人の話し声まで聞こえてきます。
このギャップが何ともB級で、ちょっと笑えてしまいました。
 
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とはいえ、露天風呂から脱衣所の方を見ると、なかなか風情があっていい感じです。
市街地にこんな場所があるなんて。喧騒と静寂が微妙なバランスで同居する、不思議な時空間でした。