その日は朝早くに野湯探索を開始し、たくさん歩いたこともあって、日が傾き始める頃には疲れ果てていました。
そこで、一日の終わりにしっかり体を洗える温泉に行って、温泉活動の疲れをとることにしました。(←何か変?)
どこでもよかったのですが、持参していた『北東北日帰り温泉』の本を参考にやって来たのがここ。
 
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安比豊畑温泉フロンティアの湯です。
 
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外観はごく普通のセンター系のように見えます。
 
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しかし、敷地内には自炊棟もあり、宿泊ができます。
 
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車庫にはなぜかウルトラマンの絵が。ご主人はウルトラマンが好きなのかな。
ちなみに私はセブンが好きですけど・・・(←聞いてないって!)
 
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受付を済ませ浴室に向かうと脱衣所の前に飲泉所がありました。持ち帰り用の源泉水の販売も行っています。
 
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浴室は広々。L字型の湯船があり、手前から熱め(小)、普通(大)、温め(小)の3つに区切られています。
加水も循環もなしのかけ流し。熱め→普通→温めの順でオーバーした湯が流れるようになっています。
分析表によると、湯は低張性弱アルカリ性高温泉。琥珀色の美しい湯で、思わずうれしくなります。
 
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サウナもあります。源泉の蒸気のミストサウナだそうで、温泉成分を吸い込むことによる効果も期待できそう。
 
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そして露天風呂も。こちらも内湯と同じくかけ流しですが、湯船が小さい分、湯の鮮度がよく感じられました。
さて、露天風呂からの眺めはどんなかというと・・・
 
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って、おい、思いっきり民家じゃん!(正確には民家の敷地内にある農作業小屋?)
向こうからは丸見えのはずなんですけど(笑)
 
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もう1つ突っ込みたかったのがこれ。歩道で目にするブロックが(中途半端に)敷き詰められています。
これって、もしかして足つぼマッサージ用ってことなのかなあ。
まあ、確かに普段素足で踏む機会はめったにないので、面白かったですけどね。
 
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さて、露天風呂から遠景に目をやると、そこには安比の美しい山々が。
つまり、手前の民家と合わせると、安比高原の牧歌的な風景が一枚の構図となって広がるのです。
これはなかなか気に入ったので、しばらく露天風呂で過ごしているうちにすっかり暗くなってしまいました。
そろそろ上がろうかな、と思ったらサプライズが!何と花火大会が始まりました。
全く知らなかったので得した気分。湯に浸かりながらの花火見物・・・過ぎゆく日本の夏を満喫しました。
 
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(追記)
当初この温泉は日帰りで利用し、夜は道の駅などどこか適当な場所で車中泊のつもりだったのですが、
2,500円(入浴料込)で翌朝まで仮眠室(大広間)の利用ができると知って申し込むと、
「今日は民宿の部屋が空いてますのでどうぞそちらをご利用ください」とのこと。
自炊部とは別に、道の向いに民宿部があり、そちらの個室に差額なしで泊まらせていただきました。感謝!