以前、『衛星画像で知る温泉と自然の湯[東日本編]』という本を紹介したことがありますが、
その中で著者が「自然の温泉に出会うには最適の地」と記している場所にやって来ました。
 
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無理やり藪を漕いで、川原に下りてみました。ここから上流に向かって遡ってみます。すると・・・
 
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砂防ダム(堰)の所でもうもうと噴煙が立ち上っています!
 
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お~、これはなかなか豪快な光景です。ただし、この付近には入浴に適したポイントは残念ながらなさそう。
この堰を越えて、さらに遡行を継続します。
 
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すると、奥にもう1つ堰があり、そこでも噴煙が立ち上っています。
ここは1つ目の堰の手前と違って川原が開けていて、探索がしやすい状態になっていました。
 
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早速、グツグツ煮えたぎる湯を発見。これはとても手をつけられそうにありません。
こんな感じであちこちで熱湯が湧き出しています。
 
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ここはどうやら先人の残した湯船の跡のようです。
 
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確かに湯船の底からプクプクと泡が!
 
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湧出ポイントで直に温度を測定すると66.6℃!川原の石に腰掛けても熱く感じるほどの地熱があります。
しかし、沢からかなりの冷水が流れ込んできていて、湯船全体は温いどころか、むしろ冷たい。
その証拠にオタマジャクシがたくさん泳いでいました(笑)
 
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そこで、持参した折りたたみ式のスコップを取り出し、工事開始。
沢水の浸入を極力防ぐ一方、湯船の底を掘り下げて源泉をより多く湧き出させるようにしました。
もちろん、オタマジャクシは安全な場所に避難させましたのでご安心を(笑)
 
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う~ん、まあまあかな。というのは、写真の手前側は適温なのですが、奥は沢水が流入して冷たいのです。
それにしても、この遠征ですっかり日焼けしちゃったな~
 
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でも、ワイルドな手掘り温泉はやっぱり面白いですよね。
我を忘れて川遊びに興じた、子どもの頃の遠い夏の日を思い出しました。