青森県の山中の公園にやって来ました。
 
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人影はなく、ひっそりと静まり返っています。ここを訪れる人はほとんどいないものと思われます。
 
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雪の影響でしょうか、柵がひしゃげてしまっています。公園なのに、遊具らしきものは一切見当たりません。
いや、私にとっては、とっておきの“遊具”がここにはあるんですよ。それは何かと言いますと・・・
 
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こちらです。何と、コンクリート枡に温泉がコンコンと注がれているんですよ。これは凄いですよね~
 
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しかも立派な看板まであります。簡素ではあるけれど、分析表を掲出しているということは、
ここで入浴してもOKということなのでしょうか。
 
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塩ビパイプからは絶え間なく新鮮な源泉が供給されます。見ているだけでうれしくなってしまう光景です。
 
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塩ビパイプの内側には湯花が付着。単純温泉ではありますが、泉質は良好のようです。
 
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温度を測定してみると、看板に記載の温度とほぼ同じでした。看板に偽りなしです。もう少し熱ければなあ。
ところで、ここには昨年も訪れているのですが、その時は先客がいて入れなかったんですよ。
今回はその先客が入浴していても、「ご一緒してもいいですか?」ってお願いするつもりでした。
 
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しかし、その先客はいませんでした。どこへ行ったんだろう。再会を楽しみにしていたというのに。
 
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源泉枡から溢れた温泉は、隣の池に流れ込むのですが、ここにも姿は見えませんでした。
私の恋、じゃなかった、鯉への思いは、はかなくも散ってしまいました・・・