先日出張で上野に行って来たのですが、用務先の近くに激渋な温泉銭湯があると知り、立ち寄ってみました。
 
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ちょっと分かりづらい場所にあるということでしたが、電柱に取り付けられた看板を見つけました。
「黒湯」の文字に、早くも心が躍り出しそうです。
 
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その温泉銭湯は、この狭い路地を入った所にあります。アプローチからして風情満点です。
 
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やって来たのは「六龍鉱泉」です。入り口に掲げられた暖簾が粋ですね~
 
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脱衣所に掲出された試験検査書。添えられた日付には昭和六年とあります。歴史を感じさせますよね。
 
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おお~、これぞオーソドックスな“THE 銭湯”の造り。アナログ体重計、ケロリン桶・・・アイテムも完璧です。
 
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浴室内も見事なタイル!壁画は「錦帯橋」でしょうか。実はこの日、一番乗り。これは気持ちいい~♪
 
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これが自慢の黒湯ですね。確かに泉質は良好のようです。桶に汲んで確かめてみましょう。
 
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むむ、黄色い桶に入れると、ちょっと色付きの程度が分かりにくいですね。白い桶ならバッチリかと。
 
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向かって右が楽しみにしていた熱い湯。入ってみると・・・確かにガツンと来る熱さです。これはたまりません!
左の湯船との仕切りの上にかき混ぜ棒が置いてあり、熱い場合はこれを使って湯を撹拌するようです。
なお、蛇口をひねると温度の低い源泉(鉱泉)が出てきます。つまり、加水しても成分は濃いままということです。
ちなみに、湯が黒いので分かりづらいと思いますが、結構深めの湯船でした。
 
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湯船に設置された温度計(これがまたかなりの年代物!)は、48℃を示しています。
熱い湯が好きな私はすっかり気に入ってしまいました。
さて、次第にお客さんが増えてきました。そのほとんどが常連さんのようです。
熱い湯船に入って来た常連さんが次のように言いました。
 
「今日はちょっと温めかな」
 
このセリフ、常連さんがよそ者に対して発する決まり文句だと思いません?私は負けませんよ・・・