今回の東京出張は、用務のある日の前日に現地入りしました。その際に泊まった宿を紹介します。
 
イメージ 1
 
水月ホテル鴎外荘です。JR上野駅から歩いて行ける距離にあります。
 
イメージ 2
 
名称はもちろん森鴎外に由来します。ここはかつて森鴎外が居住していた場所なのだそうです。
しかも東京都内認定第1号の天然温泉を使用。その意味でも由緒正しい宿なのです。
 
イメージ 3
 
ここでは日帰り入浴も可能。ただし、料金は1,500円と強気の設定。
看板の表記には修正を繰り返した様子が生々しく残り、ちょっとしたB級感を漂わせています。
(ネット上には、実際には1,000円で入れたとの情報あり)
 
イメージ 4
 
館内は旧館と新館に分かれています。私は旧館の部屋に泊まりました。浴場は新館の方にあります。
 
イメージ 5
 
その旧館と新館に挟まれたスペースに、森鴎外の旧居が残されています。
あの有名な「舞姫」を執筆した部屋もあるとのことで、文学好きの方にはたまらないでしょうね。
 
イメージ 7
 
私にとって関心が高かったのは、森鴎外の旧居ではなくてやはり天然温泉です。(←ちと情けない)
檜を使った「檜の湯」と大理石を使った「福の湯」があり、男女日替り制です。
つまり、到着日の夜と、翌日の朝に入浴すれば両方楽しめるということになります。
ただし私は、到着日、東京の夜を満喫し過ぎて(?)、就寝前の入浴はできませんでした・・・
 
イメージ 8
 
で、私が(半分寝ぼけながら?)入ったのは「檜の湯」の方です。
浴室内には小窓が1つしかなく、あまり開放感はありませんが、清潔で大変気持ちいい空間でした。
 
イメージ 6
 
湯船には、量は多くありませんが、常時湯がかけ流しで投入されています。
 
イメージ 9
 
脱衣所の掲示によると、循環ろ過はしてません。湯の利用方法は決して悪くないと思います。
ただ、「温度調整のため加温及び加水」というのは、矛盾しているのでは?
(いつも加温し過ぎちゃうので加水してます、ってのは変ですし、加水するなら源泉を投入すればいいはず。
結局、量の不足を補うためってことでしょうか・・・)
 
イメージ 10
 
こちらも東京名物の黒湯が楽しめるそうですが、湯船そのものの色が濃く、色付きがよく分かりませんでした。
でも、何といっても天然温泉。朝から贅沢なひと時を満喫することができました。
 
イメージ 11
 
この温泉ですが、「メタケイ酸、重炭酸そうだの項で温泉法の温泉に適合する」そうです。
「ソーダ」ではなく、あえて「そうだ」と表記している所に、明治の文豪のゆかりの宿らしさを感じます。
(・・・って、この分析書を作成したのは別の研究所でしょ!)
 
ところでこのホテル、いくらで泊まったと思います?
日帰り入浴で1,500円するのだから、さぞかし高いのだろうと思った方もいるかもしれませんよね。
実はたまたま格安のプラン(超安い最大40%OFF!日にち限定格安プラン)があり、
何と1泊素泊まり4,686円(入湯税込み)だったのです。これは大変お得。
前回紹介した「六龍鉱泉」も、ここから歩いてすぐの場所にあります。皆さんもいかがですか?