冬型の気圧配置が強まった寒いクリスマスの日、熱くて濃厚な温泉が無性に恋しくなってしまいました。
そこで、お気に入りのあの温泉に出かけてきました。

そう、B級温泉ファンにはすっかりおなじみの「西方の湯」です。ここは宗教法人の経営する温泉施設です。

私は回数券を持っています。まるで町内会のバザーの食券のような手作り感に溢れた券で、泣けちゃいそう・・・
しかも、使用済みのものを何度も再利用しています。環境に対する意識の高さがうかがえますよね。
市町村合併により中条町は胎内市になりましたが、そんなことはちっとも気にしない大らかさを感じます。

受付のおばさんはいつも親切でうれしくなります。フロントにサンタの人形やツリーが置かれ、賑やかでした。

さらに驚いたのはこちらの大きなクリスマスツリー。イルミネーションがキラキラ輝いています。
異なる宗教にも寛容でありたいという、懐の広さを感じずにはいられませんでした。

脱衣所の外はビュービュー強風が吹き荒れています。露天風呂は冬季閉鎖中なのが残念といえば残念。
でも、この付近は冬はいつも風が強いので、露天風呂に落ち着いて入浴することは無理だと思いますね。

脱衣をしている時、面白いことに気づきました。私の使用したロッカーは285番なのですが、
鍵に付けられたタグの番号は81番!むむ・・・記憶力を試されているようです。ちょっとした脳トレ?
こんな些細なことで目くじらを立てていたら、この温泉を心底楽しむことなんてできませんよ~(笑)

そしてもう1つ気づいたことがあります。かつてはここに「素泊まり2,500円」と書いた紙が貼ってありましたが、
無くなっています。やめちゃったのかな・・・話のタネに一度泊まってみたかったのに、残念だなあ。
ちなみに12月26日(月)と27日(火)は臨時休業だそうですので、注意してください。(←遅いって!)

お目当ての浴室は・・・ごらんのとおりものすごい湯気!濃い霧に包まれたかのようで、神秘的?
床は温泉の濃厚な成分により相当滑りますので足下にも十分な注意が必要です。
なお、お湯はいつもに比べて湯花が少ないように感じましたが、アンモニア臭&アブラ臭&ヨード臭は健在。
一度クセになったらヤミツキになること間違いなしの温泉なんですよ。

熱い湯にじっくり浸かってすっかり満足した私。入浴後は、休憩室で体を休めることにしました。
ここには広々した無料の休憩室があり、飲食物の持ち込みも可能なのです。

しかし暖房設備は一切なし。室内の空気が冷え切っています。湯冷めを防ぐのは座布団ぐらいしかありません。
県は節電への協力を広く呼び掛けていますが、この施設の節電意識もかなり高いと感じました。
湯冷めをしないよう、すぐに帰ることにします(笑)

帰ろうとした時、かわいい猫が見送ってくれました。寒い館内を無邪気に駆け回っています。
何回来ても、その都度新しい発見(←新しいツッコミどころ?)があるこの温泉。
私の中では、大好きな日帰り温泉ランキング第1位は不動なものになっています。来年もお世話になります!
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