寒いのが苦手な私は、今から春を待ちわびる毎日を送っていますが、雪景色を眺めるのは好きです。
白い雪が余計なものを消し去ってくれたかのような光景には、新鮮な感動を覚えることがあります。
 
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さて、今回は冬こそお勧めの新潟県のB級温泉を紹介したいと思います。長岡市郊外の三島谷温泉です。
 
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三島谷温泉は一軒の温泉宿「永久荘」があるのみ。ここは日帰り入浴も可能です。
 
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玄関を入ると、目が覚めるかのようなレッドカーペット!昭和の雰囲気が色濃く漂います。
 
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館内にはこのような張り紙が誇らしげに掲げられていました。そう、ここの湯は温泉ファンの評価が高いのです。
 
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分析表の末尾にある日付は昭和35年5月30日!相当年季が入っています。
 
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浴室はタイル張りが見事でうれしくなります。内湯のみですが、窓が大きくて開放感があります。
窓の外には雪に覆われた庭木が。絶景とは言い難いですが、湯に浸かりながら雪見を楽しめます。
 
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湯は加温・循環・塩素投入が施されていますが、泉質自体はなかなかの実力の持ち主なんですよ。
 
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それはこの色。実にきれいな黒湯なのです。厳密には、真っ黒というよりもウーロン茶のような色をしています。
 
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湯船に手を浸けてみるとごらんのとおり。すぐに見えなくなってしまいます。
 
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ちなみに洗い場のカランからもきれいな色の源泉が出てきます。こちらは加温されていません。
源泉は24.5℃と低いので、クールダウンにかぶると気持ちいいと思います。
 
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う~ん、これは気持ちいい!目立たない場所にあるためか訪れる人も少なく、貸し切りで湯浴みを楽しみました。
新潟県内にも黒湯はいくつかありますが、色付きの美しさはここが一番だと思いますね。
 
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特に今の時期は、窓の外の雪の白色と、湯の黒色のコントラストが見事。モノトーンの世界に浸れます。
聞こえるのは湯口から湯が注がれる音のみ。雑音は雪に吸い込まれて、静寂が支配していました。