(前編からの続きです)
源泉の所在を突き止め入浴にも成功した私。一度は満たされた気分になったものの、すぐに疑念が生じました。
果たしてあんなのは入浴したうちに入るのだろうか。はっきり言って臀部を鉱泉溜まりに浸しただけですからね。
そんな時、ふとあることを思い出しました。
鉱泉宿の廃墟に到着する目前のことです。こんな小さなコンクリートの橋を渡ったのですが・・・
そこでこのような光景を目撃していました。そう、ホースからドバドバと水が川に捨てられていたのです。
最初はただの沢水だと思い、手を浸けることさえしませんでした。ところが温度を測定してみると・・・
何と、さっきの鉱泉溜まりよりも水温が高いではありませんか。これもきっと鉱泉なのだと確信しました。
しかし、ここで新たな問題が。そう、たらいは車の中に置いてきてしまっています。取りに戻るべきかどうか・・・
たらいを車まで取りに戻っていては大幅な時間(と体力)のロスにつながります。ここは(悪)知恵を働かせよう。
辺りを見渡すと、すぐ側に今にも崩壊しそうな小屋があることに気づきました。
中にはいろいろなものが雑然と置かれています。宿が廃業した今は、ただの粗大ゴミと言ってよいでしょう。
むむ、もしかしたらこれは使えるかもしれない!ちょっとだけ拝借させてくださいね(笑)
これはナイス!サイズは小さめですが、丈夫な造りで安定感があります。早速鉱泉の投入を開始しました。
あっと言う間に容器は満タンになり、その縁から鉱泉がザンザンと溢れ始めました。実に美しい光景です。
あ~、やっぱりこっちの方が断然気持ちがいいや。何だかとっても得した気分でした♪
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