和歌山県の川湯温泉にやって来ました。有名な温泉地ですので、知っている方も多いと思います。
 
イメージ 1
 
山間を流れる川に沿って温泉宿が立ち並んでいます。俗っぽさはなく、実に落ち着いた佇まいです。
 
イメージ 7
 
川を跨いでロープが張られており、鯉のぼりが泳いでいました。(ちょっとくたびれ気味のようですが・・・)
さて、この川湯温泉では、その名のとおり、川の底や畔のあちこちで温泉が湧いています。
 
イメージ 6
 
川原にはこんな露天風呂があります。なかなかいい感じで入ってみたくなりますが、こちらは宿泊者限定です。
すぐ側の橋から丸見えなので、入浴するには勇気が必要だと思いますね。
また、川の水量が減る冬季には、川が堰き止められて「仙人風呂」と呼ばれる巨大な露天風呂が出現します。
(詳しくは熊野本宮観光協会のホームページをご覧ください)
 
イメージ 8
 
ここを訪れるのは冬季がお勧めなのかもしれませんが、シーズンオフにも別の楽しみ方があります。
私は折りたたみ式のスコップを持ってきました。藻が発生しているこの水溜りの温度を測定してみると・・・
 
イメージ 9
 
40.5℃とやや温めではありますが適温です。早速スコップで掘り下げてみることにしました。
 
イメージ 10
 
しばらくの間、黙々と作業を行った私ですが、ある程度の深さに達した時点であっさり妥協。入ってみましょう。
 
イメージ 11
 
湯が泥で濁っていますが、まずまずの入り心地。初夏の川風に吹かれての入浴は実に爽快です。
こんな感じで、スコップがあれば、どこでも好きなようにオリジナル露天風呂を作ることができるのです。
 
イメージ 2
 
また、こんな楽しみ方もあります。川が入り江のようになっているこの場所は、「仙人風呂」の残骸のようです。
 
イメージ 12
 
水面をよ~く見るみると・・・プクプクとあちこちで気泡が立っています!
 
イメージ 3
 
つまりこれは、足下自噴の贅沢な湯船ということになります。大きさ的には「二十人風呂」といったところかな(笑)
 
イメージ 4
 
なお、場所によってはかなり熱い湯が湧いていますので注意が必要です。
 
イメージ 5
 
あ~、極楽極楽。「仙人風呂」にも入ってみたいけれど、どうせ混雑するのだろうから、あえてシーズンオフに、
こうやって楽しむのがベターなのかもしれませんね。次回は満点の星空を眺めながら入ってみたいな・・・