日本最古の温泉として名高い、湯の峰温泉にやって来ました。

こちらもなかなかいい佇まいの温泉地です。素朴な土地柄がうかがえました。

温泉街の中心部には「湯筒」があります。ここでは野菜や玉子を茹でることができます。

湯の峰温泉のシンボルは何と言っても「つぼ湯」でしょう。世界で初めて世界遺産に登録された浴場なのです。
はるばる和歌山まで来たからには、ぜひともここに入ってみたいと思っていました。

「つぼ湯」に入浴するには、こちらの湯の峰温泉公衆浴場にて受付を済ませる必要があります。

ちなみにここでは源泉の販売も行っています。10リットルで100円だそうです。
さて、「つぼ湯」の入浴券を購入しようと、販売所に近づいてみたのですが・・・

ガーン!そんな~(涙)
実は「つぼ湯」は2~3人も入ればいっぱいになってしまうほど小さく、30分交替の予約制なのです。
GW期間中なのである程度の待ち時間は覚悟していましたが、まさかこんなに混んでいるとは・・・
結局「つぼ湯」は潔く諦めることにしました。

その代わり「くすり湯」に入ることにしました。湯の峰温泉公衆浴場には、「公衆浴場」と「くすり湯」があります。
「公衆浴場」は低料金ですが加水されています。一方、「くすり湯」は源泉100%です。
(湯の峰温泉の詳細については、熊野本宮観光協会のホームページをご覧ください)

お~、これは渋い!湯の色が神秘的ですよね。これは十分効き目のありそうな温泉だと思いました。

驚いたのは天井の高さ。これがまたその神秘的な雰囲気をいっそう高めているようです。

この「くすり湯」では、石鹸やシャンプーの使用が禁止されています。

一応洗い場もありますが、石鹸やシャンプーが使えないのであれば、あまり意味がないように思います。
ここでは効能の高い湯にじーっと浸かって過ごすしかないのです。

見た目にも美しい湯は強く硫黄臭がして、五感をフルに満足させます。これは本当に素晴らしい温泉です。
この「くすり湯」で十分満足してしまった私。「つぼ湯」に入れなかったことなど、もうどうでもよくなりました・・・
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