仮に、たらいを用いて温泉活動をする人のことを“タライスト”と呼ぶことにすると(←・・・・・)、
私のタライストとしての活動歴はまだ2年弱でしかありません。
しかし、最近どうも活動がマンネリ化しているような気がするんですよね。このままではまずいかも・・・
初めてたらいを使って温泉に入った日の、あの新鮮な気持ちを取り戻そう。そう思って旅立ちました。
 
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やって来たのは宮城県。ここがその温泉への入口になります。ほら、もうそこに見えていますよね。
ここは私がタライストとしてデビューを果たした思い出の地なのです。
 
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温泉成分で河床が赤茶に変色した沢が流れています。どうやら源泉は今も健在のようです。
ここからほんの少し上流に移動すると、そこにはお宝が待っているのです。
 
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ありました~!斜面から突き出した塩ビパイプから、未利用の源泉がドバドバと垂れ流されています。
 
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塩ビパイプの真下は、ちょっとした滝壺のようになっています。ここに着座し、源泉に打たれるのもオツでしょう。
なお、前回はここにタイヤが置かれていたのですが、撤去されたみたいです。
 
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早速たらいを運び込み、源泉の投入を開始しました。塩ビパイプの先端のエルボは角度を変えられるので、
湯の投入も楽々。このたらいに源泉を初めて投入した、あの時の感動がよみがえってくるのがわかりました。
 
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湯は34.5℃と、猛暑の今の時季にはもってこいの温度。これなら気持ちよく長湯できそうです。
 
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そう、あの時、あまりの嬉しさに我を忘れて大はしゃぎしたんだったよな。自分にもあんな頃があったんだ・・・
ちょっと感傷的な気分になってしまいました。そして、たらいで生の温泉に入れる悦びをかみしめたのでした。
 
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たらいに座った状態で塩ビパイプを見上げると大迫力。この源泉に打たれることで、身も心も引き締まりました。
「初心を忘れず、常に謙虚な気持ちで活動していこう」
そう誓った私に、この後アブの大群が襲い掛かりました。タライストの道は、決して平坦ではありません・・・