夏が終わり、すっかり人影がまばらになった別荘地にやって来ました。
 
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緑が豊富で、実に閑静な環境。秋の朝の澄んだ空気が気持ちよくて、つい必要以上に深呼吸したくなります。
写真に収めることはできなかったのですが、舗道をリスが駆け抜けていきました。
 
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耳を澄ませると、向こうの方からサラサラと水が流れ出す音が聞こえてきます。確かめてみましょう。
 
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あっ、塩ビパイプから何やらドバドバと出ています。朝の冷たい空気の中で、ほんのりと湯気が立っています。
 
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温度を測定すると、何と42.9℃でした。そう、これは立派な天然温泉なんです。しかも適温とは・・・凄いなあ。
 
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実はすぐ側に源泉を集中管理していると思われる小屋があり、余った源泉が捨てられているようなのです。
 
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源泉は池に流れ込みます。池に注ぐ川は他になく、雨さえ降らなければ100%源泉の池ということになります。
 
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最初は見学だけにしようと思ったのですが、入らなければ後悔するのは自明。結局、工事を開始したのでした。
底に泥が堆積していたせいで、湯が茶色く濁ってしまいました。
 
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しかし、塩ビパイプからは、強弱のリズムはあるものの、常にきれいな源泉が出ているので、楽々換水可能。
 
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しばらくすると、湯が澄んで、底が見えるまでになりました。これで準備は整いました。では、入るとしますか。
 
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無事入浴を達成したものの、なぜか感傷的な気分に。秋の別荘地って、こんなことしてても寂しいものですね・・・