福島県金山町にある温泉民宿を訪ねてみました。国道252号から脇道に少し入った所にありました。
 
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この「民宿松の湯」では日帰り入浴が可能。しかも100円という低料金!共同浴場としての役割もあるようです。
外観はごく普通の民宿のようですが、国道からのアプローチの段階でタダモノならぬ雰囲気を漂わせています。
 
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この民宿のオーナーさんは、石材屋や缶詰製造など幅広く手掛けておられるようです。
そのため敷地内には、さまざまな石材のオブジェが展示され、私設博物館のような感じになっていました。
 
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温泉ファンとして絶対見逃せないのがこちら。建物に隣接して櫓が立っており、源泉がゴボゴボと湧いています。
石材屋さんらしく、それはそれは立派な石碑が誇らしげに立っていました。
 
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源泉井戸は浴室のすぐ隣という素晴らしいロケーション。湧出した源泉は、即座に浴室へと送られていきます。
鮮度抜群の温泉を堪能できるとあって、もうかなり興奮してしまいましたね。さあ、建物の中へ入ってみましょう。
 
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玄関をくぐると、そこにはこれまた不思議な光景が広がっていました。石材だけでなく、木材のオブジェが多数。
しかも、失礼ながら、その意図がよく分からないものばかり。私の脳裏には「混沌」ということばが浮かびました。
 
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民宿だけあって、内部は生活感に溢れています。この飾らない感じはいいですね。(←飾りはいっぱいあるぞ)
 
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脱衣所もかなり雑然とした印象。はっきり言って、あまり綺麗ではありませんでした。
 
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なお、源泉はかけ流しなのですが、高温なので加水されています。まあ、これは仕方ないでしょうね。
 
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それにしても、こちらのご主人はあまり美観にはこだわらない、大らかな性格の方のようですね。
また、格言がお好きなようでもあります。屋外の展示もそうですが、ご主人の世界観をひしひしと感じました。
 
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さて、待望の浴室ですが、これまた期待を裏切らない造りです。この素っ気なさが何とも言えませんよね~
 
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源泉は角の投入口からゴンゴンと注がれています。析出物もなかなか見事で、泉質の良さがよく分かりました。
加水は自由に調節ができます。熱い湯が好きな私は、加水を中止してしまいました。
 
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あ~、癒されますねえ。奥会津の温泉は、佇まいは素朴でも温泉自体はなかなかの実力派ばかり。
いつかここに宿泊してみたいと思った私は、帰宅後、この民宿の公式ホームページを見てみました。
やはり、「混沌」という2文字が、私の頭の中をぐるぐると駆け巡ったのでした・・・