鹿児島県は竹の生産量、生産面積がともに日本一なのだそうです。確かにあちこちで竹林を見かけました。
 
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こちらの竹林ですが、奥から煙が立ち上っています。もしかして、竹藪焼けた?(←下から読んでも)
 
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早速竹林の中をどんどん進んでいくと、川沿いに開けた台地が見えてきました。思わず駆け足になります。
 
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うわ~、これはビックリ。地中から源泉がシュワシュワと噴出しています。興奮を禁じ得ない光景ですよね。
煙が立ち上っているように見えたのは、この源泉の放つ湯気だったのです。
 
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これを「薩摩の奥々八九郎」と呼んだ先人がいるのですが、なるほど適切な表現だと思いました。
 
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ただし、源泉は湧出地点で51.1℃とやや熱め。このままでの入浴はちょっと難しそうですね。
 
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でも、ご安心を。源泉はその後、早瀬となって川に向かって降下していきます。
 
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当然ですが、その過程で外気にさらされるため、泉温は徐々に低下していきます。そして、その先には・・・
 
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ほらね、こんなに素敵な湯船が待っているのです。渓流沿いにできた、実に素敵な露天風呂ではありませんか。
 
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この湯船では、湯の温度が46.8℃にまで下がっていました。これなら楽々入ることができそうです。
 
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それにしても圧巻なのは、この析出物の台地。いったい、何年かかってここまでになったのでしょう?
もちろん、今も少しずつ成長を続けているはずです。では、湯船に浸かってみましょう。
 
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う~ん、ちょっと浅めではありますが、なかなかよくできた湯船です。先人が石を組んで作った簡易湯船が、
温泉成分の析出物によってその隙間が埋まり、このような形態になったものと推察しました。
 
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なお、湯は湧出時は無色透明ですが、空気に触れることで赤く変色します。目でも楽しめる温泉ですよね。
 
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ここは人目を気にする必要のない場所なので、時間の許す限りまったりしました。鹿児島、恐るべしです・・・