(前編からの続きです)
砂防ダム下の広々した露天風呂を満喫した私でしたが、やはりさらに上流を目指したくなってしまいました。
 
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再び林道を歩き出すと、次第に道が川から離れていき、不安を覚え始めました。
しかも、今にも落石が発生しそうな箇所もあり、恐怖心が募ります。これ以上進むのは危険なのだろうか?
 
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やがて、林道脇に枝道の入口を見つけました。どうやらここが第2目標地点への入口のようです。
ここまで来たらもう引き返すことなんてできません。前進あるのみです!
 
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枝道は川に向かって緩やかな下り坂になっています。しかし、木々が視界を遮り、なかなか川が見えません。
 
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ようやく視界が開け、例の川が再び目の前に姿を現しました。ここで上流方向に目をやると・・・
 
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おお~、何とも荒々しい原始的な風景が広がっているではありませんか。
剥き出しの地肌から立ち上る噴煙が、ここが最終ゴールであることを無言のまま私に告げていました。
 
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なぎ倒された樹木、ゴロゴロと転がる巨大な礫・・・これ以上先に進むなという警告のように思えました。
 
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入浴ポイントは無数にあります。さすがは「西日本の野湯の雄」と呼ばれるだけのことはありますね。
 
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湯の温度はポイントによって微妙に異なりますが、川岸で測定したら35.3℃でした。
熱い湯が好きな私としては、もう少し上流に移動したいところですが、ここはぐっと我慢することにしました。
 
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湯の川の勢いは想像以上に強く、流されないように岩につかまっての入浴となりました。
この日は適度な風が吹いていましたので、ガスの心配はなさそうでしたが、それでも緊張感漂う湯浴みでした・・・