鹿児島県のどこかにちょっと変わった温泉があるという情報をキャッチしました。果たして探し出せるでしょうか。
限られたごくわずかな情報を手がかりに、その温泉に向かったのですが・・・
 
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あれれ?入口がチェーンで封鎖されてしまっています。ここまで来たのにまさか・・・嫌な予感が頭を過ぎります。
 
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「入浴者以外立入禁止」・・・?私は入浴目的でやって来たのだから、チェーンを跨いで中に入ってもいいのかな。
 
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敷地の中へ進むと、「営業中」と書かれた札が。入口のチェーンを見て早合点し、引き返さないでよかったです。
このフェイントはちょっと意地悪ですよね。ちなみに、「番台」とありますが、ここには誰もいませんでした。
 
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この温泉は個人所有の温泉なのですが、100円を支払えば誰でも入ることができます。ありがたいですよね。
なお、看板の一部がテープで隠されています。消された文字が何であるかは事前の学習で知っていますが、
所有者の意図を尊重し、ここには書かないでおきますね。
 
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ユニークなのは青い長靴の形をした料金箱。遊び心があります。ここに100円玉をチャリーンと投入しました。
 
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いわゆる分析表は見当たらなかったのですが、禁忌症及び適応症については立派な看板があります。
時間がなかったのでしっかり読みませんでしたが、効能あらたかな温泉であることは間違いなさそうです。
 
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浴室の入口の脇には、このような源泉の垂れ流しがありました。これはペット用だと聞いています。
鹿児島って、やはり温泉でペットを洗う習慣があるんですね。鹿児島の犬や猫は本当に幸せですよね。
さあ、人間用の浴室はどんな感じなのでしょう?
 
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わあ~、これは素晴らしい。岩風呂風の湯船があり、笹濁りの美しい湯で満たされているではありませんか。
 
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当然源泉かけ流しで、湯はこの植木鉢みたいな投入口から静かに投入されています。
番台の掲示によると、浴槽の湯の入れ替えは自由に行ってよいのだそうです。(入れ替えには40分かかります)
 
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1つ残念だったのは湯の温度。36.6℃しかありませんでした。熱い湯が好きな私には物足りない温度です。
 
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でもね、浴室の床には湯船から常時ひたひたと湯が溢れ出し、それはそれは実に美しい光景でした。
 
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浴室は小ぢんまりとしていますが、シャワーやかけ湯の設備もあります。大変機能的な空間ではあります。
 
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また、浴室の脇には川が流れ、眺望も良好。窓を開け放てば、杉木立を眺めながらの入浴を楽しめます。
(花粉症でお悩みの方にはおすすめできませんけど・・・)
 
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まるで時が止まったかのような空間で、一人静かに湯浴みを満喫しました。素敵な温泉をありがとう・・・