鹿児島遠征の二日目に泊まった宿は、そこへ向かう途中で見かけた看板からしてB級感がプンプンでした。
 
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茶畑の前に立つちょっとセクシーなウサギの周りには、これでもかと賑やかな看板が並んでいます。
「医学で証明された鉱泉水・・・」や「日本最大女性天然蒸風呂」など、煽りっぷりも見事だと思いましたね。
 
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その「野々湯温泉」ですが、素泊まり2,625円とこれまたリーズナブルなお値段です。
こちらの宿も楽天トラベルで予約ができます。私は現地入りしてから携帯電話で予約しました。
 
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急な坂を登り詰めると、異様に大きな門柱がお出迎え。かなり広々した敷地の温泉宿です。
私が到着した時、野生の鹿の群れが人を怖がることなく敷地内を悠々と歩いていたのには驚きました。
 
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本館には浴室や食堂があり、日帰りでの利用も可能となっています。宿泊の受付もこちらで行います。
 
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一方、こちらは宿泊棟です。車を横付けできるため、荷物や飲食物を運び込むのに便利でした。
 
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部屋はやはり家庭的な雰囲気が漂っています。共同の炊事場があり、簡単な調理をすることができます。
ただし壁がかなり薄く、隣の話し声が気になってしまいました。また、標高が高いため夜はかなり寒かったです。
(私はコタツだけで我慢しましたが、ストーブが必要な場合は一泊500円で借りることができます)
 
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本館に掲示されている「野々湯温泉のしおり」によると、飲用の効果が非常に大きいようです。
実際、本館の売店では、この温泉水を詰めたペットボトルも販売されていました。
 
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さて、お目当ての温泉へ。まずはこちらの岩風呂ですが、なかなか野趣に富んだ豪快な造りになっています。
簡素な屋根とガラスによって覆われた半露天風呂風の構造で、寒風が隙間から吹きこんで来ます。
 
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その大きな湯船には、竹筒によって熱めの源泉(しおりによれば66℃)がコンコンと注がれています。
 
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湯船の中には、白い卵とじのような湯花が無数に浮遊しています。これは温泉ファンとしてはうれしいですよね。
 
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ところが浴室内の柱にはこのような注意書きが。えっ、これってどういうことなの?
わざわざどこか別の場所から硫黄を持ち込み、湯船に入れる人がいるってことなのでしょうか。う~ん、謎です。
 
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また、天然の蒸気を利用したサウナがあり、水風呂もありますので、時間があればループで楽しめそうですね。
 
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さらには木製の露天風呂もありました。岩風呂の大きさからするとかなり小さな湯船で、一人用サイズです。
 
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投入される湯の量がかなり絞られていたこともあってか、やや温く感じました。これなら岩風呂の方がいいかな。
 
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この日は私の他にも何人かの方が泊まっていましたが、入浴の時間帯をずらしたことで湯船の独占に成功。
宿泊して温泉に浸かって2,625円なのですから、お値打ちですよね。
 
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ところで、この温泉施設のキャッチコピーは「大自然のワンダーランド」なのですが(1枚目の写真参照)、
確かに敷地内には不思議なオブジェが。これ以外にもツッコミどころがいくつもあります。
ほとんど下調べもせずに泊まったのですが、ここは鹿児島のパラダイスだったのか・・・