やはり全身で入ってこそ温泉だという方は多いと思いますが、世の中にはこんな意地悪な温泉もあるのです。
 
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ラムネ温泉近くの遊歩道です。近年整備されたのか、なかなかきれいな遊歩道ですよね。
 
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遊歩道の途中にベンチがあり、その前に何やら足湯のようなものがあります。今や足湯は雨後の竹の子状態。
観光客に手軽に温泉を楽しんでもらおうと、全国各地に相次いで見られるようになりました。
 
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おお、これは足を入れたらなかなか気持ちよさそうですよね。ちょっと、一休みしていきましょうか?ところが・・・
 
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何と、掲示された案内看板によると、この施設は足湯ではなく、見て楽しむための川湯なんだそうです。
そんなのあり!?てか、草津温泉の湯畑なら見て楽しいと思うけど、こんな人工の川湯なんか楽しいかなあ。
火傷しそうなほど高温な源泉という訳でもないというのに、足湯すら許さないというのはいかがなものでしょうか。
 
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結局、この温泉は未利用のまま川に捨てられるのみ。これでは温泉も浮かばれません。崖下まで降下すれば、
打たせ湯を楽しむことができそうですが、さすがにそこまでして意地でも入ろうとは思いませんでした。
 
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もう1つ、ユニークな温泉を紹介しましょう。有刺鉄線付きの金網に「御自由にご覧ください」と書かれた看板が。
金網の中からはもうもうと湯気が立ち上っています。これはいったい?
 
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中を覗きこむと、温泉がザーザーと垂れ流されています。御自由にご覧くださいってこの垂れ流しのことなの?
う~ん、何だかバカバカしい・・・と思いつつも、私はまるで珍獣でも眺めるみたいに全然退屈しませんでした。
実はかつてはここに小さな湯船のようなものがあり、マニアがやって来ては湯を浴びたといいます。
その迷惑行為を止めさせるために、このような金網が設置されたものと思われます。
見るだけなら御自由にどうぞってのは、ちょっと意地悪ではありませんか?まあ、別にいいですけどね・・・