神奈川県の温泉地といえば箱根や湯河原が有名ですが、私はまだそのどちらにも行ったことがありません。
そもそもの話、神奈川県の温泉には一度も入ったことがなかったんですよね。

そんな私が今回訪問したのは三浦市です。JR横須賀線・京急久里浜線・京急バスを乗り継いで到着しました。
三浦半島には観光スポットがたくさんありますが、私はそれらには目もくれず、住宅地の中の目的地へ・・・

無事到着しました。三浦市唯一の銭湯「クアーズMISAKI」です。銭湯にしては名前も外観もハイカラですよね。

玄関の上には、風見鶏ならぬ風見魚がありました。水産業の盛んな三浦半島らしい、ユニークなオブジェです。

入浴料は450円。サウナのほかにプールまであるのですが、それらを利用するには別料金が必要になります。

ジェットバスや電気風呂など、通常料金で利用できる設備も充実。ただし、銭湯ですので石鹸類はありません。

こちらは大浴槽。入口の料金表にあったプールとは、この大浴槽を指すようです。2×10mのミニプールで、
水着を着用する必要はないみたいです。サウナの後のクールダウンに全裸で泳いだら気持ちいいでしょうね。

私が一番気に入ったのはこちらの桧風呂です。大きな窓の脇にあり、明るくて開放感がありました。

当日は営業開始時刻の午後2時に合わせて訪問したのですが、開店を待つお客さんがたくさんおられました。
それだけ地域の人々に愛されているということなのでしょう。毎日でも通いたくなるのも分かる気がしました。

実はこちらの銭湯、使用しているのは正真正銘の天然温泉なんですよ。あまり知られていないようですけど。
敷地内の井戸水を利用しているのですが、メタ珪酸の含有が温泉法の規定に達しているのだそうです。
ただし、あくまで「地下水」利用の銭湯ということで、温泉台帳には登録されていないのだとか。(参照HPより)
そんなところがレアな感じがして行ってみたいと思っていたのですが、私の最大の訪問理由は別にあります。

何と、こちらの銭湯ではポカリスエットの洗面器を限定販売しているとの情報を得たからです。
ポカリスエット洗面器といえば、ケロリン桶と並んで温泉マニアには超有名なアイテム。これが購入可能とは!
ケロリン桶(通常版)は一般販売されており誰でも入手できるのですが、ポカリ洗面器は入手困難なんですよ。

限定15個ということでヤキモキしていましたが、フロントのショーケースには洗面器がいくつかあり一安心。
実は訪問前に電話で在庫確認をしたところ、「まだありますよ~」とのうれしい返事をいただいていたのでした。
(1個500円ということなのですが、購入時にある“呪文”を唱えると300円にしてもらえます)

という訳で、貴重なアイテムを無事ゲット!やや青みがかった美しい白地に、ポカリスエットのロゴが映えます。
持ちやすくするために左右の縁が大きくなっているので、楕円形のように見えるのもスタイリッシュですよね。
ご主人の気さくな人柄にも魅かれ、総合的に大満足の銭湯でした。思い切って出かけて本当によかったです。
もっとも、洗面器が目当てでわざわざ神奈川まで行ったとなれば、誰もが呆れるかもしれませんけど・・・