私が撮影した下手な写真では、485系特急いなほの魅力が皆さんに十分伝わるはずもありません。
そこでこれまで集めたオレンジカードコレクションから、特急いなほをデザインしたカードを一気に紹介しましょう。
「明日へ気軽レール、新ダイヤ いなほ号 新潟-酒田・秋田・青森 61.11ダイヤ改正記念」(1986年10月)
おなじみのイラストヘッドマークを図案化。シンプルですが飽きのこないデザインでお気に入りの1枚です。
国鉄時代に製作された貴重なカードで、当時活躍していた全ての特急のカードが発売されたと記憶しています。
「JR東日本新潟支社新潟車掌区 62.11.1 日本海を走るいなほ号」(1987年10月)
いなほの車窓の最大の魅力は、何と言っても日本海の雄大な景色でしょうね。心が洗われるような風景です。
「JR東日本新潟支社新潟車掌区 62.11.1 鳥海山といなほ号」(1987年10月)
いなほの旅では雄大な山の景色も存分に楽しめます。庄内平野では鳥海山が車窓の右に左に展開します。
「JR東日本新潟支社庄内地区」(1988年3月)
酒田駅など庄内地区限定で発売された1枚。菜の花の黄色と鳥海山の雪の白のコントラストが美し過ぎます。
「JR東日本新潟支社新潟車掌区 三面川を渡るいなほ号」(1988年7月)
鮭の遡上で有名な村上市の三面川(みおもてがわ)に架かる橋を渡るいなほ。山々の深緑が眩しいですね。
「JR東日本秋田支店秋田車掌区 特急いなほ 羽越本線/羽後牛島-新屋間 雄物川橋りょう」
(1988年8月)
雲ひとつない澄んだ青空が印象的な1枚。川面が水鏡になっていて、空の広がりがより大きく感じられます。
「JR東日本新潟支社新潟車掌区 北の冬・いなほ号」(1988年12月)
冬は一転して荒々しい姿を見せる日本海。まさに演歌の世界そのものですね。強風による運休もよくありました。
「JR東日本秋田支店秋田車掌区 特急いなほ/羽越本線」(1989年11月)
粉雪が舞う冬の羽越本線を疾走するシーンを捉えた1枚。その迫力が十分に伝わる秀逸な写真ですよね。
「JR東日本新潟車掌区 春風に乗って・いなほ号」(1990年2月)
長い冬が終わり、春爛漫のチューリップ畑を走行するいなほ。絨毯を敷き詰めたかのような幻想的な光景です。
「JR東日本新潟支社 夏・・・鳥海山といなほ号」(1990年7月)
雄大な鳥海山の麓では、いなほもまるで模型のようです。鳥海山のスケールの大きさがよく伝わってきます。
「JR東日本秋田支社 特急いなほ号 羽越本線/南鳥海~本楯」(1990年9月)
この区間では、いなほが鳥海山に向かって真っすぐ突き進んでいくような線形をしています。絵になりますよね。
「JR東日本新潟支社新潟車掌区 春待つ頃・いなほ号」(1991年1月)
冬晴れの景色を行くいなほ。長く厳しい冬があるからこそ春の喜びが大きい。そんな思いの伝わる1枚です。
「JR東日本秋田支社 特急いなほ号 羽越本線/小砂川~上浜間」(1991年8月)
カーブ区間をダイナミックに走行するシーンが印象的。秋田支社発行のカードは迫力が違うと思いますね。
「JR東日本新潟車掌区 収穫の季節(とき)・いなほ号」(1993年7月)
稲刈りの終わった海沿いの水田地帯を行くいなほ。新潟支社発行のカードは季節感を出すのが実に上手です。
「JR東日本 なつかしの上越線名物車両 485系特急いなほ」(1998年11月)
群馬県の高崎地区で販売されたシリーズの1枚。上野まで足を延ばしていた頃の走行シーンを収めています。
「JR東日本新潟支社 新潟特急車両シリーズ1 いなほ 新発田~加治間」(1999年2月)
私の手持ちのカードで唯一、上沼垂色の車両をデザインしたもの。その意味では貴重な1枚と言えるでしょうね。
これ以降、いなほのオレンジカードは発行されていないのではないかと思います。
※番外 「あなたの街から未来へのびる JR東日本秋田支店」(1988年3月)
こちらは非売品の大変貴重なカード。500円のオレンジカードというのは一般販売用には存在しないのです。
真っすぐなレールがキャッチコピーと見事にシンクロしていますね。この写真の構図も素晴らしいの一言です。
以上、発行順にいなほのオレンジカードを紹介してきましたが、どれも本当に素敵なカードだと思いませんか。
四季の移り変わりをこんなにも間近に感じることができる列車は、他にはないと言ってもいいかもしれません。
それにしても国鉄色の車両って、どの季節の風景にも見事に調和するから不思議ですよね。
海も山も田園の風景も一度に楽しめた特急いなほの旅。改めて言います。485系いなほ、ありがとう・・・
コメント
コメント一覧 (2)
いつの物か分からず「いなほ」の画像をたよりに検索していたら、こちらに辿り着き32年前の物らしいことが分かりました
ありがとうございました
にしやん
がしました