(前編からの続きです)
特急北越7号新潟行きでは車内販売を実施していました。全国的に車内販売が縮小傾向にある今日この頃。
北越でも車内販売を実施する列車としない列車があります。車内販売があるとちょっとうれしくなりますよね。

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北越の引退を記念してNRE(日本レストランエンタテイメント)新潟からさまざまなグッズが販売されました。
これは定番の記念プレート(通称サボ)です。基本に忠実なデザインで、なかなか完成度が高いと思いますね。

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裏面の絵柄は2種類あります。1つは国鉄色バージョン。ただ今乗車中のK1編成をイラスト化したものです。

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もう1つは新潟色(上沼垂色)バージョン。この編成はT13といいますが、廃車・解体され現存していません。
記念プレートは新潟駅でも販売されたのですが早々に売り切れてしまいました。無事入手できてよかったです。

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列車は石川・富山県境の倶利伽羅峠に差し掛かりました。平野部ではもうすっかり雪は消えていましたが、
峠ではまだ残っていました。多くの特急が頻繁に行き交ったこの峠も、まもなくその賑わいを失います。

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砺波平野に入りました。典型的な散村の風景が広がります。厚く垂れ込めた雲が郷愁の思いを強くさせます。

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高岡に到着しました。JR氷見線とJR城端線が分岐する鉄道交通の要所であり、広い構内を持つ駅です。
ただし、北陸新幹線の新高岡駅はここから離れた場所に建設されました。高岡駅の没落は避けられません。

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往路で存分に眺めを満喫した立山連峰。帰路は天候悪化によりベールに包まれたようになってしまいました。

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やがて夜になり車窓も楽しめなくなりましたが、特急北越の旅では夜間ならでは楽しみもあります。
それはデッドセクションの通過。電源切り替えを行うため常夜灯を残して車内の照明が消えてしまうのです。
これは特急はくたかの車両では体験できません。短い時間なのですが、どこか幻想的な雰囲気に包まれます。

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直江津に到着しました。直江津では、はくたかと同様、北越でも運転士と車掌の交代が行われます。

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長岡ではかなりまとまった数の乗客が下車しました。その多くが上越新幹線に乗り換えるようです。
越後湯沢行きの特急はくたかではなく、あえて北越を選択した人が結構いたようでうれしくなってしまいました。

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すっかり身軽になった北越7号は闇の越後平野を疾走し、終点新潟駅の8番線ホームに滑り込みました。

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新潟到着後、ただちに回送のための準備が行われ、ヘッドマークも回送表示に変わってしまいました。
この辺はもう少しファンサービスをしてくれてもいいのですが。でも、K1編成に全区間乗れたので満足しました。
ところで、私の北越乗車は今回が最後だったと思いますか?もちろん、そんなことはないのです・・・